大手メーカーから外資系戦略コンサルへの転職体験談

転職の教科書

転職。それは勇気がいることですよね。

「このままでいいのか?」

「上司や人間関係ぐちゃぐちゃでメンタルもたない」

など、転職したいって思っても、

「給料が安定するし・・・」

「転職先でもうまくやれるか」など、不安もつきもの。

ただ、新たな1ステップを踏み出すと、さまざまな価値観が舞い込んできます。井の中の蛙から抜け出すことはできます。

この投稿では、ぼく、ありけんの実体験のうち、大手メーカーから、外資系戦略コンサルへの転職について、紹介しますね。

ありけん
ありけん

転職って言葉がよぎったら、まずは、エージェントと面談しよう!一つの会社に固執するような狭い世界から抜け出すと、世界が広がりますよ~!!

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大手メーカーから外資系戦略コンサルへの転職経験談:転職のきっかけ

大手メーカーから外資系戦略コンサルへの転職経験談:転職のきっかけ

ぼくは、大学院を出て、すぐに大手事業会社の研究・事業開発に就きました。

厳しい評価制度、ライバルとの競争にさらされながらも、一定の評価はもらえるようになり、心のどこかでは、ずーっと「このままでいいのか」と思いつつも、それなりに楽しく過ごしていました。

ある時、若手が集まり、Co-working Groupを結成し、
新規事業立案を提案するようなプロジェクトのメンバーに選出されました。

同年代の、しかも、熱いメンバーが集まったこともあり、
ほとんどのメンバーが「このままではいけない」と危機感を感じていました。

様々な視点からディスカッションを行いつつ、
一つの最終提案を作り上げていく、面白いプロジェクトではありました。

最終的には、役員にプレゼンし、事業化判断を仰ぎましたが、在籍している企業の事業内容としては、少しぶっ飛んだ内容であったためか、役員には想像がつかなかったようで、事業化はなくなりました。

その後も役員や上司に、新規事業や、変えるべき制度など、提案・直談判し続けましたが、一向に変わらず。

そうこうしているうちに、ふと、高校時代に作ったキャリアプランを目にしました。

簡単に書くとこんな感じ↓

①大学卒業後、現場経験を10年ほど

②現場経験を軸に、経営を学ぶ


③経営権をもって事業を担う


④海外で起業

高校生当時からそんなこと思ってたなぁと、この当時、考えていたことを思いだしますw

この当時が、ちょうど①が終わる時期でした。

少し長くなりましたが、きっかけは、まさにこれですかね。

ありけん
ありけん

”高校時代に作ったキャリアプランを再認識した”ことをきっかけに、すぐに行動に移しました!

大手メーカーから外資系戦略コンサルへの転職経験談:経営を学ぶには

大手メーカーから外資系戦略コンサルへの転職経験談:経営を学ぶには

経営を学ぶといって、どうしようか、考えました。

選択肢はいくつかありそうだけど、現実的なのは・・・

①親の会社に入る

→親はウェルカムだったが。。。

②今の会社の年功序列を破壊し、経営権を持つ

→役員に交渉も粉砕。当時、大企業の”制度の壁”はあつすぎた。。

③今の会社の子会社の経営権をもらう

→若すぎる、まだ早い。待ってくれ。と。。。

④経営コンサルになる

→狭き門だけど、ありうる。

⑤MBAを取りにいく

→金がかかる。

⑥OJT(起業)

→ここまでの勇気と自信はなし。

ということで、④に挑戦してみようと考えました!!

考えたらすぐに行動にうつしてみました。

戦略コンサルへの転職活動は簡単じゃない!

戦略コンサルへの転職活動

ちょうどこの頃、登録していたエージェントから、外資系戦略コンサルの紹介を受けていました。

興味がある旨伝えると、特に何も考えず?アプライされました。

幸い、書類が通り、面接になったが、面接ももちろん大したサポートもなし。

そのまま面接に臨むと、、、なんと!!厳しいではないか!!

全部で1時間ほどだし、面接にも関わらず、とっても高圧的に、
「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」
「他には?」「他には?」「他には?」
の連発。

もともと研究でPDCAを回しまくっている人間だったので、

「なぜ?」という深堀系には強いものの、

「他には?」という視野を広げる系には弱く、

苦労しました。

それでも、面接担当の人の頭が良すぎて、話しているこっちまで楽しくディスカッションができているのを感じました。

いわゆるケーススタディは、ボロボロだった気がしますが、後日、一回目の面接、通過の連絡が!

めちゃくちゃ嬉しかったのを覚えていますw

と、同時に、しっかり対策しなくてはいけないと焦り、コンサルに強いエージェントを探しました。

見つけたところは、ここ。
ムービンというエージェントです。

出身大学に合わせて、担当を決めてくれます。

ここの担当はまじで親身になってくれるので、おすすめです!!時には厳しくあたってくれるのもありがたい!なかなかないですよ、他のエージェントでは。

担当とともに戦略を練り直し、志望するコンサルは、”戦略コンサル”であること、
総合ファームは選択肢にないわけではないが、転職理由に必ずしも合うところは少ないこと、などから、戦略コンサルに絞って、活動を開始しました。

競合が強すぎるがゆえの転職活動戦略

競合が強すぎるがゆえの転職活動戦略

では、どうすれば戦略コンサルに入れるか、戦略を練りました。

転職3C分析を行い、これをベースに、職歴書、志望動機書をかきました。

転職3C Customer (戦略コンサル市場)

当時、ファームの再編等々もあり、活況ではなかったです。

ファームによりますが、そもそも募集を受け付けていなかったところ、途中まで面接が進んだのに、今は取れないから、面接ストップ状態になったところ、等々があって、一つのファームに、多くても5~10枠あればいいという感じでした。

定義にもよりますが、対象としていた、戦略コンサルは、7社だったので、約50枠程度しかないのか。。。と。

では、どういう人材が求められていたのか。

・地頭がよく何にでも対応できる人

・専門領域を持ち、応用できる人


・とがった経験を持っている人


・面接官が一緒に働きたいって思える人

エージェントと話しながらも、こんなところに落ち着くと、整理しました。

研究・事業開発を10年も携わった上で、戦略コンサルにっていう人材はなかなかいないとのことで、”専門領域を持ち、応用できる人材”として、売り込むことに!

自分は在籍した3社すべてで、リクルート、面接官等を経験しているので、結局は、これ↓なんですけどね。

”面接官が一緒に働きたいって思える人”

とは言え、専門性×応用を、自分の武器として、活動を進めました。

転職3C Competitor (戦略コンサルに入ろうとするライバル達)

これはすごいですよ、もう。

数も質も。

いわゆる競合分析なんてしたら、勝てる見込みなんて微塵もないくらい。

ただ、前述したように、専門性に関しては、経歴が珍しいこともあり、勝負できるかもしれない、、、と思い、差別化をしっかり行いました。

転職3C Company (自分)

当時の自分の武器は、

・専門性

・ロジカルシンキング

・プレゼン力

あたりでした。

足りなすぎるのは、こんなところですかね。

・IT、PCスキル(Excel、PPTもほとんど使ったことない)

・英語(話せません)

・経営学(ほぼ勉強してません)

・会計、ファイナンス(何も知りません)

・法務(特許法くらい)

いいんです、こうやって、足りないということを認識すればw

戦略コンサルへの転職向け、職歴書・志望動機書の書き方

戦略コンサルへの転職向け、職歴書・志望動機書の書き方

3C分析をもとに書きました、何度も何度も書き直しました。

ただ、ここはプロのアドバイスを受けることをおすすめします。

そう、エージェントです。

エージェントと全部で5回くらい、やり取りして修正して、完成させました。

今、見返せば、

”書くべきことを書いている”

”自分ってこういう人、がわかりやすい”

と思います。

職歴書、志望動機書は、

「自分ってこういうひと」ということを伝えないといけないし、相手に理解されなかったのであれば、それは伝わっていないということ。

を意識して書く必要があります。書き方の基本ですね。

面接官・リクルートの経験として、1年にざっくり100人くらいの採用を担当し、そのうち、「それであなたはどういうひとなの?」ってまったく伝わらなかったひと、多かったですwそのようなひとは、記憶にも残らないので、残念ながら・・・

ってなるのはもったいないので、伝える技術は徹底的に磨かなくてはなりません。最初の転職時は、わたし自身もその技術は、底辺レベルだったと思うので、エージェントの担当に無理をいって何度も見てもらっちゃいました!

戦略コンサルファームの面接:そりゃ厳しいよ

戦略コンサルファームの面接:そりゃ厳しいよ

戦略コンサルの面接は、題材は変わるものの、スキームは同じようなものです。

一度慣れれば、スムーズに対応ができるかと思います。

自分が気を付けたのは、以下です。

①だまらない

ケーススタディでは、わからないことも多々あります。

そこはだまるのではなく、わからないことを明確に示して、
わかるようにするために、こういう情報がほしいとか、
面接官とディスカッションするように、進めました。

②自分の専門エピソードを生かす

自分が在籍していた会社での成功例をかみ砕き、ケーススタディの中の解決策に、アイディアとして、組み入れる。

要はオリジナルアイディアになるので、”専門性の応用”がアピールできたと今でも思えます!

③身だしなみ

”こいつと一緒に働きたい”と思ってもらうために、最低限、クリーンなイメージを持ってもらえるような恰好・髪型で行きました。

→まぁ、礼儀ですよね。

面接結果-壁が高いほど乗り越えると嬉しい

面接結果-壁が高いほど乗り越えると嬉しい

幸い、3社ほど最終までいって、うち1社(第一志望)から、早めにオファーレターを頂きました。

仕事中でしたが、嬉しくて、トイレ行ってガッツポーズしまくりましたね。

当日はもはや仕事になりませんでし、飲み会だったのですが、友達に言わないでいることが大変だった記憶がありますw

まとめ

外資の戦略コンサルティングファームは狭き門なので、かなり運がよかったとは思います。勝因を考えるなら、前述したように、3C分析して、しっかり自分を伝えられたところにあるような気がします。

これが、ありけんの1回目の転職経験です。

くすぶってたり、悩んだら、まずは行動してみては!!?

ありけん

外資戦略コンサルファームへのリアルな体験記として、やり取りや思考を含めて連載しましたので、こちらもご参考ください!

https://arisukenta.com/career-change/kfs/real-001/

コメント

  1. メラモソ より:

    私も入社してからずっと「このままでいいのか」と考えていましたが、いざ行動したのが遅く、すぐに行動できたケンタさんの行動力はこれから生きてく上で見習いたいと思います。
    これからも応援してます!