副業としての魅力【中小企業診断士】

副業としての魅力中小企業診断士

ありけん
ありけん

中小企業診断士として2年間、ある程度活動すると、見えてくるものもある?

前回の記事で、2年間の実績+進行中プロジェクトの概要を紹介しましたが、
実際に、2年間の実績は、魅力的と言えるレベルなのか?について、
書いていこうと思います!!

結論、副業としての魅力レベルは、10段階中7くらいです。

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副業としての魅力【中小企業診断士】

副業として何を求めるかによって、魅力レベルは違うと思いますが、ここでは、

FIREのための資金獲得目安、2億を稼げるか、

という観点にします。

中小企業診断士の多くは、企業内診断士という形で、企業に属していながら(=給料をもらっていながら)副業で診断士として仕事をこなすイメージになるかと思います。

そもそも副業禁止の場合は、違う観点(人脈広がる、知識インプット等の自己研鑽、コミュニティ作りなど)に魅力を求めないとですが、昨今では、厚労省のモデル就業規則でさえ、副業を認めるような書きっぷりなので、多くの企業は、副業を認めざるを得ない状況かと思います。

前段はそのくらいにして、2億を稼げるのか?!という観点。

2年間やって思ったこと、うまくやればストックビジネスにできて、稼ぎやすいのでは?と感じています。なので、魅力度を7 / 10としています。

その根拠がこちら↓↓

①利益率が高い

②信用ストックが蓄積する

③土日など空き時間作業の対応でも可能な仕事も多い

④モチベーションが天井

それぞれみていきましょう!

中小企業診断士の①利益率は高い?

はい、高いです。なぜなら、いわゆる原価がありません。

役務提供なので、コストの大部分は、自身の「時間」になります。

まぁ、時間は、有限であり、超絶大切ですが、例えば、個人事業主として決算した場合、
自身の給料(時間に関するコスト(経費))は算入できないので、結果、利益となります。

実際の経費は、こんなところだと思います。

・地代家賃(家事按分)  ←いっても50%?
・電気/通信費(家事按分)  ←いっても50%?
・交通費         ←たいしたことない
・新聞図書費       ←それなりにかかる
・交際費         ←ひとによる
・諸会費         ←研究会など入る会によるけどそこまで高くない
・事務用品費/印刷代     ←ひとによるがたいしたことない

ということで、これらあわせても、経費比率として、20~30%くらいが多いのではないでしょうか?

つまり、利益率70~80%!!!

ここから逆算して、利益/自身の働いた時間で時間効率を算出すれば、より時間単価の高さがわかるのでは?!!

中小企業診断士の②信用ストックとは?

信用ストックは、どんな仕事でも当然必要なんですが、”ちゃんと”やればやるほど、信用としてストックされていくものですね。ちゃんとやらないと不信用ストックになってしまうので注意!

なぜ、信用ストックが大事か。

そりゃーそうですよね、大事な経営の相談をするのに、よくわからんやつに相談する気にならないですよね。

相談する側に立てば、

いままでどういう実績・バックグラウンド・知識があって、

何社くらい支援していて、かつ、支援効果が高くて、

公的な仕事ももらっているのか

こんなところは少なくとも見ますよね。

中小企業診断士をただのフロービジネスとしちゃうと、まぁ大して儲からないような状況しか作り出せないです。

フローか、ストックビジネスかは、しっかり考慮して、ストック型の仕事をつくって・うけて、いけると、どんどん事業規模は拡大していきます。

ぼくが考えるフローとストックビジネスの一例は、こんなとこですかね?
観点によって、ストックだろ、と考えられるものもあるとは思いますが、参考までに。

中小企業診断士のフロービジネス 【NG】

・名前の出ない物書きの仕事(執筆、事業計画のたたき作成など)
・下請けの仕事(直接顧客とコミュニケーション取れない仕事)
・多勢でやる審査とかの仕事(いいように使われ、その業務がなくなれば終わるし、多勢に埋もれ名前売れない)

中小企業診断士のストックビジネス 【OK!!】

・公的機関の仕事(単価はあれかもですが、公的機関の仕事を直接受注できるという信用が蓄積)
・名前の出る物書きの仕事(執筆、認定支援機関としてうけるもの補助支援など)
・セミナーや講演(名前が売れ、かつ、顧客もつきやすい)
・経営に関する本、noteを出版する

フローの仕事は比較的取りやすいかと思うので、それをストックにいか変えられるか、といった観点も必須ですね。

経営コンサルなので、「このひとに相談すれば、なんとかしてくれる!」ってクライアントに思ってもらえるように、名前を残し、実績・信用を積み上げていくことが重要ですね!

中小企業診断士の仕事は、③土日など空き時間作業の対応でも可能な仕事も多い

②で書いたように、クライアントの状況をなんとかするにはどうすればよいかを考えて、具体策に落とすことが必要になってくるので、

クライアントの状況(外部環境・内部環境)のインプット

クライアントの状況分析(フレームワーク作ったり、仮説をつくりまくってクライアントと議論したり)

具体策の洗い出しと選定、実行スケジュール化など

具体策の効果検証と更なる施策の考案・実施

クライアントと議論するときは、クライアントの対応可能な時間に行うしかありませんが、
その他は、だいたい「いつでも取り組める」感じです。

なので、時間的制約は少ないと考えていいと思っています。

中小企業診断士の業務の④モチベーションが天井

これ、コンサル時代もそうでしたが、中小企業診断士の資格勉強のときも、そして実際の支援でも思いますが、まぁ、楽しいです。

何が楽しいって、

・いままで自分の知らなかった領域・分野のインプットができる

・自分にない思考を体感できる

・経営者と新たな経営方針や施策を議論できる

・クライアントの業績があがると自分のことのように嬉しい

・中小企業診断士の仲間にはすごいやつが多い

などなど、語り切れないくらい楽しいことが多いです。

もちろん、スピードが求められるので、外部環境インプットなどは基本情報までは1日もかけられなかったり大変なことも多いです。が、没頭できるので、あっという間に時間はすぎますし。

特に、クライアントの成功(業績あがる、補助金が採択される、課題解決できるなど)は、ほんっとーに嬉しいです!これを体験すると、病みつきになりますw

金額的なWIN – WIN もあると思いますが、精神的なWIN – WINがすごいですw

まとめ

ということで、魅力を感じて頂いたかと思いますが、なぜ魅力度は、7 / 10か。

それは、売上規模の拡大に限界があるから、また、2億をかせぐにはある程度の時間を要するから、です。

利益率が高いとはいえ、基本は、自身の時間を価値に変えていくビジネスなので、時間は有限となり、事業規模が拡大しにくいのが、コンサル事業です。クライアントあたりにかける時間を短くして、多くの案件をさばくようにすれば、ある程度事業規模は見込めるかもですが、一件あたりの質が悪くなり、信用失墜、ということもありえます。

なので、2億をかせぐための事業規模からすると、少し工夫がいる、というイメージになります。

実際、ぼくの場合、前回の記事に書いたように、2年間で、幸運にも仕事を頂き、実績をあげられましたが、このペースで2億に到達するには、何十年もかかるイメージ・・・

生活経費 < 資産取得 にはもう少し時間が必要です。

次回は、2年間の診断士活動の中で、「顧問契約締結」までに行ったことと、締結出来たポイントを振り返ろうと思います。

ありけん

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