令和元年 中小企業診断士 二次試験再現解答 事例Ⅰ【77点】

中小企業診断士

得点開示請求が返ってきたので、その得点と、再現答案をアップします。

 

 

解答用紙に、解答をうつしていたので、ほぼ100%の再現解答になります。

 

 

私自身は、1次試験後、自己採点し、合格できそうだということがわかってから、
初めて、二次試験の内容、事例の意味、解答スタイル、過去の傾向など、知りましたw

 

 

つまり、実質、勉強時間は、80時間ほどになります。

 

 

いかに効率よく、本業の合間に取り組んだか、その攻略法を、
こちらで詳細に!!解説しましたので、ご参考ください!!

中小企業診断士試験攻略法 ~短期間で効率よく勉強し独学で合格できた理由~|ありけん
中小企業診断士試験は難関試験として知られる国家試験ですが、 2016年1月に日本経済新聞社の調査で、TOEICや簿記をおさえ、取得したいビジネス関連資格の第1位を獲得しました。 経営に関する一連の知識を獲得でき、在籍する企業内での仕事や、昇進・昇格につながる、また、独立も視野に入るなど、多くのメリットから、人気がある...

 

短期・独学が前提で、一次試験から、二次筆記試験、
そして、二次口述試験までも網羅した記事です!!

 

 

基本となる考え方や本質論までも言及しているので、受験生の方や、勉強方法がよくわからんっといった方、興味ある方やサラリーマンの方々へ!!!

 

 

ここでは、単に、再現解答を載せる、そして、こうしておけばよかった程度の記載にとどめます。

 

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令和元年 中小企業診断士 二次試験 事例Ⅰの得点

77点でした。

 

手応え的には、悪くなかったので、70点くらいは取れるかなと考えていましたが、
それよりはよかったという結果でした。

 

試験中も、そこまで取り組みにくいという印象もなく、
記述も比較的スムーズにできていました。

 

令和元年 中小企業診断士 二次試験再現解答 事例Ⅰ

第1問(20点)

【設問】

A社長がトップに就任する以前のA社は、苦境を打破するために、自社製品のメンテナンスの事業化に取り組んできた。それが結果的にビジネスとして成功しなかった最大の理由は何か。

【答案】

最大の理由は、外部環境変化による需要変動を捉えていなかったから。受動喫煙や生産労働力低下で縮小するたばこ市場においてA社主力の葉たばこ乾燥機の需要も減る中、紐づくメンテナンス事業では収益化できなかった。
(100字)
 
【事後に思うこと】
”最大の理由”を問われていたので、簡潔に、縮小市場製品(マイナスサム)のメンテはありえないとの回答を。題意を捉え、表現もシンプルにできたかと。
 
 

第2問(20点)

【設問】

A社長を中心とした新経営陣が改革に取り組むことになった高コスト体質の要因は、古い営業体質にあった。その背景にあるA社の企業風土とは、どのようなものであるか。

【答案】

A社の企業風土は、①従来のたばこ産業は参入障壁が高く、多額の補助金により事業が成立していたため、営業努力に欠乏し、②客からの依頼に個別対応するなど営業方針がなく、際立った切迫感のないものであった。
(98字)
 
【事後に思うこと】
”企業風土”を問われていたので、営業努力に怠けた、かつ、緩い雰囲気であったことを指摘。これもそこそこの解答かと自負。
 
 

第3問(20点)

【設問】

A社は、新規事業のアイディアを収集する目的でHPを立ち上げ、試験乾燥のサービスを展開することによって市場開拓に成功した。自社製品やサービスの宣伝効果などHPに期待する目的・機能とは異なる点に焦点を当てたと考えられる。その成功の背景にどのような要因があったか。

【答案】

要因は、潜在顧客を経営資源として用途開拓できた点にある。A社は、農作物の乾燥技術力を擁するものの、市場開拓・販売チャネル構築力がなかったため、HPで潜在市場の見えない顧客にアクセスし、用途を創出できた。
(100字)
 
【事後に思うこと】
”成功の背景”を問われていたので、シンプルに、”与力”(潜在顧客に考えさせる)を利用できたことを指摘。これもそこそこかと。
 
 

第4問(20点)

【設問】

新経営陣が事業領域を明確にした結果、古い営業体質を引きずっていたA社の営業社員が、新規事業の拡大に積極的に取り組むようになった。その要因として、どのようなことが考えられるか。

【答案】

要因は、①従来の製品主力型から技術主体に変革したことで技術から派生する事業開拓の必要性の意識が芽生えたとともに、②高齢者のリストラによる危機感向上、③成果連動報酬の導入、によりモラールが向上したから。
(100字)
 
【事後に思うこと】
”営業の意識改革理由”を問われていたので、それに関連しそうな事案を与件からピック。これはダメ。今見てもいまいち。
 
 

第5問(20点)

【設問】

A社長は、今回、組織再編を経営コンサルタントの助言を熟考した上で見送ることとした。その最大の理由として、どのようなことが考えられるか。

【答案】

最大の理由は、新規事業拡大の過渡期だったから。A社は、試験乾燥サービスによるさまざまな市場との結びつきは得られ始めたものの、新規事業として確立したわけではなく、十分な経営資源も有していなかったため。
(99字)
 
【事後に思うこと】
”改革見送りの最大の理由”を問われていたので、過渡期であることを指摘。これも改善の余地あり。
 
 

まとめ

設問1~3に関しては、80分という時間の中では、”綺麗”に指摘できたのではないかと思いますが、それ以外は改良余地あり。

 

 

とはいえ、77点という比較的高得点ではありますので、ご参考になれば幸いです。

 

※一部、設問は簡略化している・表現を変えている部分もあります。

 

 

ありけん

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