中小企業診断士 実務補習への準備【何事も準備は大事】

中小企業診断士 実務補習への準備【何事も準備は大事】中小企業診断士

中小企業診断士試験に合格して、実務補習に挑む、でも、どんな感じなの?
実務補習で、何すればいいの?
できるかな・・・?

大丈夫です!!

超難関の中小企業診断士試験に合格しているので、基礎はあるんです!!自信もってOKです。

ただ、少し準備することをおすすめします。

そこで、本記事では、

◆ 実務補習に向けた準備

◆実務補習中の立ち回り

について、書いていきますね。

コンサルファームで初見のプロジェクトに取り掛かる時の準備と”基本は”同じなので、って思って準備して挑んだら、むしろかなりうまく立ち回れたので、参考にしてもらえたら嬉しいです!

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中小企業診断士 実務補習への準備:内容を知る

中小企業診断士 実務補習への準備:内容を知る

難関といわれる2次試験(筆記&口頭)を合格後、
・3年以内に実務補習を15日受講するか、
・診断実務に15日従事するか、
が、中小企業診断士の登録の要件でしたね。

申請書類など詳細には、中小企業庁のHPにのってます!⇒こちら

合格後も、まだ、ハードルは残っているということですね。

そして、多くの方が、試験合格後に、受講する、実務補習。

安くありませんw

コストをかけて受講するなら、しっかりと身につけて、成長しておきたいところですよね!!

実務補習は中小企業診断協会が、国の登録実務補習機関として、「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」に基づき、実務補習を実施しています。

大きく、年に2回ほど冬・夏に、7か所(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡)で開催されており、5日間コースと、15日間コースがあります。

何をやるのかってことですが、

5~6人グループで実際に割り当てられた企業の、診断を行う

実際の内容としては、グループや対象企業、その企業の分野で多少違う点もありますが、

① 戦略・財務・人事/組織・営業/マーケティング・商品仕入/製造/研究・事業承継に、担当を割り振る
二次試験の事例Ⅰ~Ⅳ + 全体を見る、その会社の課題って感じです。

② ヒアリングを通して、論点を絞り、みんなで協議する

③ それぞれレポートを20ページくらい作る
⇒フォーマットや盛り込むべき点は指導員から教えてもらえる

ことになります。

5日間コースで1企業が対象なので、15日間コースといっても、3企業分実施するということですね。

加えて、5日間コースといっても、だいたい、初日から、最終日まで10日間ほどに設定されているのですが、その間、作業しないと終わりませんw

サラリーマンのかたは、うまく時間をマネージする必要があります。

そして、コストですが、

  5日間:55,000円
15日間:163,600円

になります。

会場代や、指導してくれる先輩診断士への謝金などがあるので、仕方ないかもしれません。

せっかく試験に受かったのに、、、マネタイズはもう少し先です。。

早く一人前になって、コンサル・診断することでお金をもらう立場になりたいところですね。

中小企業診断士登録の道:実務補習に向けて準備しておくべきことは?

中小企業診断士登録の道:実務補習に向けて準備しておくべきことは?

さて、それでは、中小企業診断士への登録の道となる、実務補習に申込み、しばらくすると、「実務補習テキスト」なるものが送られてきます。

この実務補習テキストは基本がしっかり書いてあり、コンサル案件に慣れている方でも再確認できたりするくらいです。なので、しっかり目を通しておくことをおすすめします。

始めてコンサル案件に従事する場合は、この内容を着実に実行されることをおすすめします。

なぜなら、実際に、実務補習スタート時点で、準備が不十分な方としっかりしている方で、知識量が全然異なっているからです。ついていくのが大変になってしまい、余裕をもってチームメイトとの飲み会に参加できなくなりますw

そもそも、スタート直前になると、事前に企業の情報を頂けて、事前課題が出ることもあるようです。
(指導してくれる先輩診断士のかたの方針にもよるらしいです)

では、事前にどんなことをすればよいか、具体的にあげておきます。

◇事前課題(当然ですが・・・)

◇企業の理念、ビジョン、経営方針をおさえる

◇会社概要をしっかりとおさえる(株主構成なども)

◇沿革を理解する(どういう思いで創業したかも)

◇変革点の施策をおさえる(不況でどんなことやったかなど)

◇財務分析(課題と優良点)

◇製品・商品のマーケット情報を大局的に

◇企業の競合の動向

◇社長のインタビューなどを読んで”思い”を洞察

◇SNS、ブログのチェック

◇何に困っているか、何を支援してほしいのか(いくつか想定しておく)

◇その想定に対する課題解決の仮説と具体的な打ち手を5~10個くらい

とりあえずこのあたりでしょうか。

もちろん情報に限りがあるので、すべてが十分にできないこともあります。

ぼく自身は、戦略コンサルに身をおいていたので、新規プロジェクトが始まる時は、
これらを押さえることは通常で、仮説と具体的な打ち手をいかに持っていけるか、に時間を費やしてました。

特に、実務補習内で、社長へのインタビューがほぼ確実にあると思いますが、その場合、これらを押さえておくのは、礼儀として考えておいた方がいいかもしれませんね。

診断・支援する側がその企業のことを知らないなんて・・・

自分がお願いする方の立場だと、心配になっちゃいます・・・

まとめ

実務補習の場合に限らないとは思いますが、何事も準備は大事です。

準備できているかどうかが、その後をうらなうこともあるので、しっかり準備しておきたいところですね。

令和2年の夏の実務補習では、どの企業も売上のダメージをいかに回復するか、という点が困っていることと容易に考え付くので、そのあたりの具体的な打ち手をもっていくと、よりいい議論ができそうです。

ありけん

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