
起業にチャレンジしたいけど、リスクあるし、失敗したらどうしよう・・・
起業は、少なからずリスクを伴うので、チャレンジしたい!!って思っても、なかなか行動に移せませんよね。
そんなリスクを認知して、”引き時”、”辞め時”を知っておくために、事業計画はマストになりますが、その事業計画のコアな部分が、「戦略」になります!
本記事では、Aさんという具体的な人物像をイメージ具体例を使って、サラリーマンが起業する時に作っておくべき戦略について書いていきますね!
【Aさん】
30歳までに結婚、35歳くらいに5,000万の家を買って60歳までにローン完済、そして、老後も年収500万円を得て、月1回家族で2万円くらいの外食、小遣いとして3万円は使えるお金に困らない暮らしを実現したい。
そのために、
(今決まった相手がいないなら)超積極的に婚活し、サラリーマンを続けながら副業して返済を速めて、59歳で起業し1年の立上期間を経て60歳から年収500万円を得ていく。家計のやりくりは、複式簿記で今からしっかり行う。
サラリーマンのひとでも、早くリタイアして、自分の好きなことを事業として立ち上げたい!とか、会社にいるとストレスフルだからもう会社作るわなどなど、起業を想定されている方、かなり多いと思います。
そんな方向けにも、考える、また、不安を徐々になくしていく手助けになると思います。
成功する起業家には練られた戦略あり!【サラリーマンの起業】
Aさんは、副業をしながら、サラリーマンをつづけ、59歳で「中小企業診断士として」起業しようという、意識高い系の人物像です。この意識だけでも十分素晴らしいのですが、それを具現化するにはどのような戦略・戦術でいくか、見ていきましょう。
起業の戦略構築は、サラリーマン出世のケースや、副業のケースと、同様のステップで考えていけばOKです。
3C分析からですね!
【3C分析】
◇Company :自社・自分
◇Customer :市場・顧客
◇Competitor :競合
では、それぞれに分けて、見ていきましょう。
起業の3C : Company
Aさんが起業する場合の優位性はどんなところでしょうか。
◇研鑽した個人スキル
◇中小企業診断士の知識・実績
◇ポートフォリオ組み立て知識
◇サラリーマンで培った経験・ノウハウ
副業をする場合と同様に、もっとも重要なのは、サラリーマン経験・ノウハウでしょう。
ここが差別化ポイントでもあるので。
一方、中小企業診断士の業務を副業として積み、実績が相当数たまって信用が向上している場合、それも優位性の一角として、積極利用していくべきですよね。
起業の3C : Customer
そして、Aさんが起業したときのお客さんについてです。細かくはこちらを参照してください。ポイントをピックアップしておくと、こんなことです。
優位性を活かせそうな分野/その分野の必要な機能を列挙し
具体的なお客さんを一人ピックアップしてそのひとの顔をイメージする
そのお客さんがいくら払ってくれそうかイメージしつつ、
類似客がどれくらいいそうか、積み上げる
起業する場合、売上が大事です。絶対的に。
売上がないと始まりません。そして、売上をたてるには、具体性が必要です。
具体、というのは、例えば、
「Aさんが独立したら、契約したい」
「来年この補助金をとりにいきたいが、すべてまかせたい」
「経営改善したいが、プロジェクト費100万円でうけおってくれないか」
などです。
超具体的ですよね。ただ、それでも、実際に契約となれば、契約書面の細かいところで齟齬があって、契約に時間がかかってしまったり、やっぱり白紙・・・ってなったりで、想定どおりいかないことも多いです。
まぁこれは企業でも同じですよね・・・
起業時は、この売上を確保する、いわゆる「離陸」が難しいと言われます。
企業における新規事業の、垂直立上も課題と言われますもんね!
起業の3C : Competitor
そして、Aさんの”競合”です。これも細かくはこの記事を参照してください。
カニバらないように先輩診断士を競合として設定しつつ、将来的な協業体制を構築するように関係性をつくっていく
ですね。
起業する場合、継続したいと思いますよね。その場合、やっぱり協力とか協業とか、大事です。
カニバるっていうのは、カニバリゼーションのことで、要は、売上(≒顧客)を奪い合うことですが、これをやっちゃうと、一人もしくは複数で対応しきれないときの協力要請に応じてくれないとか、将来的な協力関係が期待できなくなってしまいます。
競合っていうのは、やはり、お互いを高め合うということを意識することがやはり大事になってきます。
起業を行ううえでの戦略・戦術
では、どんな戦略・戦術をたてていこうか、考えていきます。
これら3Cをつなげてみると、
◇中小企業診断士の知識・実績
◇ポートフォリオ組み立て知識
◇サラリーマンで培った経験・ノウハウ
を活かして、
カニバらないように、先輩診断士
のまねをしたり、オリジナリティを付与したりして、
優位性を活かせそうな分野/その分野の必要な機能を列挙し
具体的なお客さんを一人ピックアップしてそのひとの顔をイメージする
そのお客さんがいくら払ってくれそうかイメージしつつ、
類似客がどれくらいいそうか、積み上げる
ということになりますね。
これを戦略、戦術に落とすと、
戦略:進むべき方向(=what)
戦術:その手段(=how)
でしたので、目的である「59歳で起業し、年収500万円とする」ためには、
戦術:上記青枠内
となります。
まとめ
ということで、Aさんの副業戦略・戦術は、以下のようになりますね。
戦略:具体的な売上を積み上げる
戦術:優位性を活かせそうな分野/その分野の必要な機能を列挙し
具体的なお客さんを一人ピックアップしてそのひとの顔をイメージする
そのお客さんがいくら払ってくれそうかイメージしつつ、
類似客がどれくらいいそうか、積み上げる
これで、Aさんの戦略・戦術についても定性面の設定は一旦OKです。
これをベースに、金銭面のシミュレーションをしていくことになります。
ここでは、Aさんの例を出して紹介しましたが、ご自身のケースに置き換えて、戦略を設定しておくと、それが本当にうまくいきそうかどうか、再確認できるし、自身の気持ちの整理にもなるし、おすすめです!!
成功する起業家は、このような戦略がまとまっている・表面に出ているかは別として、しっかりと存在しているものです。のちに第三者が分析すれば、明確ですね!
ありけん
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