未経験の戦略コンサル面接-転職のリアル体験談【vol.1】

転職の教科書

 

転職活動って実際のところ、どんな感じなの?
体験しないとなかなかわからない!!

 

 

ということで、ありけんの実経験をもとにした、かなりリアルな転職記を、転職の臨場感をお伝えしていこうと思います。

 

 

本シリーズを読むと、戦略コンサルへの転職過程で、

★転職活動中に思ったこと、具体的な行動とか、心の声とか、知ることができる
★転職活動のポイントを具体場面を通して知ることができる

ように書きました。

 

 

最初の転職のきっかけは、こちらに書いてますので、本投稿は、きっかけから、実際に行動にうつさせたニューヨーク旅行、そして、実際にエージェントに登録したあたりからスタートします。

 

 

ありけん

口語調で書きますね!

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未経験からの戦略コンサル転職という行動に移させたニューヨーク旅行

 

数年前の夏、7月頃。ずっと行ってみたかったニューヨークへ。特に誰かと会うわけでもなかったが、なんとなく憧れがあった。

 

 

それは文化の中心であり、経済の中心であり、世界の中心といっても過言ではない都市。

 

 

どんなひとがいて、どんな時が流れて、どんなにおもしろいのだろう・・・・そんな興味からふらっと訪れてみた。

 

ブルックリン、ソーホー、セントラルパーク。

 

話には聞いていたが、その地を自らの足で踏むとテンションはあがる。

 

街中のいたるところにあるごみ箱から異臭は漂っているものの、気取ってレストランに入ったり、公園の中にあるシェイクシャックに並んでみたり、ブロードウェイもいくつも見て、普通に旅行を楽しんでいた・・・

 

そんな時、ふと思った。

 

なんというダイバーシティ!!!!

 

世界の中心であるからこそなのか、世界の中心にも関わらずなのか、様々な国、地方出身者が行き交っていて、自然に時が流れている。

 

これは、日本ではありえない。浅草や京都でも、到底かなわないだろう。

 

さまざまなバックグラウンドを持った人びとが、議論やコミュニケーションをやめない。

 

電車に乗って隣同士になれば、いや、少し遠くても声をかけて、会話している。友達か?いや、完全に初対面だ。なんてコミュニケーション能力。中には、40超えたおっさんですら、綺麗なお姉さんの魅力的な外見に屈せず、平気でナンパ声掛けをやめないし、お姉さんも(表面的には)楽しそうに会話をしているように見える。

 

横目で見ながら日本との違いを想像してみた。

 

日本の電車なんてひどいもんだ。みんな、しずーかにスマホを眺めている。コミュニケーションのコの字もない。というか我関せずでコミュニケーションを拒んでいるようにも見える。もしかしたら、本当は話したいんだけど、恥ずかしい・・・そんな恥じらいが邪魔して・・・ってそこは置いておこう。事実は、もはやお通夜状態だ。

 

ニューヨークに話をもどそう。その日はヤンキースの試合を見にいこうとしていた。電車には、ユニホームをきた輩がそこかしこにいる。

 

 

そして・・・がっつり話しかけてくるではないか!!!10人くらいには話しかけられた。必死に取り繕うが、彼らはアルコールの力を借りずともテンションの高さをキープし続けることができる特殊能力を持っている。

 

一方で、こっちはまだニューヨークにきて数日。内心ビビってもいる。そのビビりと手汗を隠して、必死に平常を装い、イチローの伝説エピソードを語る。結構ウケるw

 

彼らは、「コミュニケーションをとりたがっている」ように見えた。

 

ひととのコミュニケーションは新たな発想を生む。そんな発想が欲しいから会話しているのか?いや、そんな下心はない。ただ面白いから話しているように見える。

 

普段から発想が生まれるような生活をしている・・・日常ブレーンストーミングか!

 

強烈なダイバーシティ力と、普段からの発想トレーニングの呼吸化を見せつけられて、ぐうの音も出ないまま、ホテルでふと考えてみた。

 

自分は自分なりのキャリアプランがある。でもそれを実現させようと本気でしているのか。世界はこんなにも強烈に、魅力的に動いている。自分も早く世界に目を向け、視野を広げ、世界に飛び出すべきだ。縮こまっていては、ダメだ!!

 

この時、30代前半。気づくのおせ~と思いつつも、帰国後、すぐに登録していたエージェントに、アプライ(=応募)を依頼した。

 

戦略コンサルファームの面接内容の衝撃【未経験の代償】

 

アプライという行動にうつす決意の背中を押してくれたのは、そう、危機感と好奇心だ!この2つは大事にしなくてはならない。いつ何時も。

 

経営をゼロから学ぶのに、戦略コンサルを目指すのは正直かなり門戸が狭いことは知っていた。生半可な気持ちでは面接で、いや面接すら受けさせてもらえずに、爆死するだろう。

 

そう思いながらも、自分オンリーのへたくそな文章術と検索術によりこしらえた職歴書と志望動機書を用意し、当時のエージェントに提出してもらった。

 

その時のエージェント担当は、ほんわかしていて、なんでも否定せずに聞いてくれる、めちゃくちゃいい人って感じの、ほんわかさん(仮名)としておこう。

 

この時、まだ失敗に気づいていなかったありけんは、アプライから3日ほどたった昼頃に、ほんわかさんからメールをもらった。

 

「書類、通りました!!」

正直、転職も初めてだし、応募先のすごさもよくわかっていなかったありけんは、まぁ書類はねってくらいの上から目線で書類通過を軽くみていた。

 

そして、面接日程を決めた。

 

1週間後の金曜20時から。

 

おっそ。ほんわかさん、20時から面接なんて相手に迷惑じゃ・・・って聞いたら、向こうから提示してきたので問題ないとのこと。ま、20時ならまだ普通に働いている時間か、と早くも今の所属している企業のホワイトさを感じ取ったが、この当時、都内勤務ではなかったため、面接場所まで行くのに、相当な時間がかかり、意外にもちょうどいいくらいになるので、こちらの都合もよし。受け入れた。

 

早速1週間後の面接の準備でもするか、と。

 

なかなか合格しないという噂は聞いていたが、皆憧れあるし、チャレンジはするだろう、そして、合格したもののアドバイスがさらっとブログとかに載っているだろうと、軽い気持ちで、「戦略コンサル 面接対策」でググると、、、、

 

うむ、情報がないわけではない。

 

フェルミ推定?

ケース?

・・

・・・

 

あれ、何?問題みたいなの出るの?しかも、東京のタクシーは何台あるか?とか、はい?知って誰得?そんなの推計するの?

 

ってか、ほんわかさん、特に何も言わず、がんばってくださいって!撃沈しろってこと?ほんわかさん、ほんと知ってるの?なんか難しいっぽいよ?

 

面接の内容を全く知らずに、そして、エージェントと応募企業のマッチングも大して行わず、応募してしまったことに後悔。

 

 

終わった・・・感。。。

 

どうする、出張とかいって、予定ずらして対策するか。

 

い、いや、ここはなんとか1週間で表面的でも勉強し、対応できるようにしよう。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ」

某マンガの某監督の声が頭に。いや、強制的に思い浮かばせただけだが、とにかく調べまくって対策するしかない!

 

そして、まず、この「戦略コンサルティング・ファームの面接試験」を購入。

 

 

早速、恐る恐る中身をみると、予想が的中。

 

これは1週間では無理ゲー。

 

フェルミとやら、そして、ケースとやらをそれぞれ、1つだけ絞って考えてみようと開き直り以外の何物でもない気持ちで、当時くそ忙しかった仕事から帰って1時間くらい勉強した。

 

そして、当日を迎えたーーー

 

金曜なので、仕事。通勤は技術職ということもあり、普段は、私服だったがこの日はスーツ。着なれないし、着こなせていないし、目立つ目立つ。

 

転職活動がばれないように言い訳をしまくりながら、なんとか仕事を終え、会社を脱出。

 

都内までの移動時間、約1.5時間。

 

1週間前に買った面接対策本を再度見直して、面接会場まであっという間に到着。

 

1.5時間がものすごく短く感じたが、時間は待ってくれない。

 

時は満ちた。

 

いや、待て。最後の悪あがき的に、訪問前最後のトイレ休憩で、髪型とネクタイを直すふりをして、対策本のフェルミ推定のところを読み直した。

 

そして、本当に時は満ちた。満ちてしまった。

 

この準備不足感。。。。

 

初の戦略コンサル面接、どうなってしまうのか?!

 

ポイントと次回予告

準備不足がはなはだしい状態で挑むことになってしまった、戦略コンサルの面接。

 

初陣はどうなってしまうのか?!

 

ありけん

と、ここで今回のポイントを。
何事も準備は大事。

 
 
◇戦略コンサルファームの面接内容は最低限理解しておく

◇フェルミ推定はいくつかやっておいて慣れておく

◇ケースもいくつかやってどんな質問が出そうかなどは考えておく

ちゃんと準備しよう!!

 

ありけん

 

続き⇒転職のリアル【vol.2】初陣面接で感じたコンサルの魅力

 

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