転職の流れ

転職の流れ

キャリアを考え「転職」が選択肢に上がった時、
最終的に、どういう流れで最終決断まですべきか、
自分の経験を通して、ありけんなりの考えを整理しておきます。

一般的な転職の流れ

転職が選択肢にあがれば、大体の流れは、
以下のようになるかと思います。

  1. いくつかの転職サイトに登録
  2. 案件の検索、案件の紹介
  3. 興味のある案件をエージェントへ
  4. 転職の考えや、希望する企業・条件、志望理由をエージェントとシェア
  5. エージェントから希望にあった案件を再度紹介される
  6. 志望順位等決めて、どこにどのタイミングでアプライするか調整
  7. アプライ先に応じて、職歴等々書類準備
  8. アプライ、(あるところは)試験、面接×何回か
  9. オファーレター受領
  10. レター内容確認、転職先の決定
  11. 退職交渉
  12. 退職準備・転職準備
  13. 引越、住所変更、登録情報変更
  14. (退職日と入社日の間が空く場合)雇用保険適用手続き、国民年金手続き・・・
  15. 入社!

ざーっと書きましたが、大体こんなところかと思います。
細かいところは、人により、また、ケースにより異なるとは思いますが。

自分もこの流れでしたね。
各段階で、もう少しだけ詳しく、
かつ、自己経験からのポイントも加えて、
紹介しておきますね。

1. いくつかの転職サイトに登録

一つだけ、というのはあまりおススメしません。
担当のあたりはずれもありますし、
最初に考える転職先候補は、最終的には変わっているかもしれないので。

幅広い観点という意味では、このあたりがいいのではないでしょうか。
(主観を含むので参考までにとどめておいてください)

リクナビネクスト
→大企業の案件に強い
→案件数も多い
→担当制
→オフィスも綺麗w

JACリクルートメント
→外資案件に強い
→ハイクラス系、キャリアアップ系に強い
→企業担当制
  (一人の担当が付くのではなく、紹介を受ける企業毎で担当が変わる)

エン転職
→分野が幅広い
→非公開案件も多い
→分野・企業担当制

マイナビ
→分野が幅広い
→非公開案件も多い
→ネームバリューも高く安心してつきあえる

パソナキャリア
→丁寧に接してくれる
→評判がいい(2019年顧客満足度1位)
 →不安な転職活動には心強い

ムービン
→コンサル系に特化
→業界出身者のサポートのため、合格率は高い

BIZREACH
→有料だが、優良案件が多い
→データベースが圧倒的
 (大手企業の人事はここを頼っているという話も)
→ハイクラス系

2. 案件の検索、案件の紹介

各サイトに登録されている案件を自ら検索したり、
希望する条件を入力しておくことで、
エージェントより紹介を受けられます。

この段階では、案件を多く見て、
大体こんな条件がありそう、
こんな分野が面白そう、
こんな仕事が面白そう、
といった程度のファジーな状態でいいのかもしれません。

理由は、後日エージェントと話をして、
再度紹介してもらえるので。

3. 興味のある案件をエージェントへ

なんとなく興味のある案件が見つかれば、
早速エージェントにアポイントを入れましょう!

一人で考えていてもここは進みません。
行動に移しましょう!!

4. 転職の考え方や、希望する企業・条件、志望理由をエージェントとシェア

”キャリアを考える”で記載したように、
自分のキャリアについて整理することで、
対面している転職に対する考え方はまとまっていると思います。

条件などは、少し強気で行きましょう!

5. エージェントから希望にあった案件を再度紹介される

エージェントも、成果報酬(案件成就で当該年収の3割程度の報酬)を得るために、
しっかり対応してくれます!
ここで、いまいちの案件しかない場合、
エージェントの真剣さが足りない気もするので、
もう一度探させるか、他のエージェントを頼りましょう。

6. 志望順位等決めて、どこにどのタイミングでアプライするか調整

ここは意外にも重要です。
例えば、あなたが、第一志望をA社とした時に、
練習として、第二志望のB社を先行して受けました。

B社からの評判は、よく、あれよあれよと内定が。
その返答は長くても1週間程度の余地くらいしかありません。

もちろん、B社の担当も、
色々受けていることは把握しているでしょうし、
その猶予は与えるでしょうが、
待つことを、嫌がりますよねw
第一志望じゃないのか?と思いますし。

なので、面接の日程調整等含め、
うまくスケジューリングしていく必要があります。

エージェントをまたいでアプライする場合は、
正直に言って、包括的にスケジュールコントロールした方がよいでしょう。

7. アプライ先に応じて、職歴等書類準備

ここは、エージェントが詳しいから頼っていいと思います。
基本的には、その企業がどういう人材を求めているのか、
に合わせて、職歴、志望理由を記載していきます。

8. アプライ、(あるところは)試験、面接×何回か

ここもエージェントが詳しいです。
服装とか、態度とかは、すでに社会人経験があると思うので、
問題ないかとは思います。

9. オファーレター受領

口頭で内示をもらうこともあるかと思いますが、
このオファーレターをもらって初めて条件が決まったと思ってください。

10. レター内容確認、転職先の決定

何社からかオファーレターをもらう場合、
オファーレターの中身をよく読み、比較、決定していきましょう。

11. 退職交渉

ここも先走らないように、9, 10の工程でしっかり決めてから、
行動に入りましょう。

「やめます」というのは勇気がいるかもしれません。
どんなに嫌いな上司でも、円満退職になるよう、
配慮した言い方で交渉しましょう。

止められることが多々あるかもしれませんが、
その場合は、自らの意思が固いことをはっきり伝えましょう。

上司に抑止する権利はありません。

12. 退職準備、転職準備

退職が決まると引継ぎで忙しくなるかもしれませんが、
個人的には、有給を使い切るよう、交渉しておくことをお勧めします。

昨今の働き方改革の風潮もあり、有給は比較的取りやすくなっている、
また、会社側は、拒む権利はありません。
ただし、会社側から時期を変えてくれと言われることもあるかと思います。
(労働基準法39条で、時期の変更は認められています)

退職する以上、時期を変えることは難しい旨、
伝えつつも、あくまで円満退職を目指した方がいいので、
うまく落としどころを見つけてください!

まとまった有給を使える機会って、
なかなかないので、
この時に、転職準備や、
長い旅に出るというのもいいかと思います。

13. 引越、住所変更、登録情報変更

ここは、ふつうの引越ですw
引越に伴う手続きは、このサイト等を参考に。

14. 雇用保険、健康保険、年金、税金手続き

転職においては、ほとんどのケースが、
自己都合退職に該当するかと思います。
退職日と入社日で間がある場合、
必要になってくる手続き等がありますので、
以下観点で注意してみてください。

雇用保険適用

自己都合退職で、退職日と入社日に3カ月以上
間隔があく場合には、
失業給付金がもらえる可能性があります。

その他要件もありますので、こちらを参考にしてみてください。

退職後、すぐに転職先へ入社する場合は、
読み落として問題ありません。

健康保険

健康保険任意継続制度に加入するか、
国民健康保険に加入するかの選択になります。

自分は、任意継続制度を選んでいますが、
退職後、20日以内に手続きする必要があります。
保険料も、会社負担分が個人負担に変更されるので、
割高にはなります。

国民年金加入

これも退職日と入社日に間が空く場合は、
加入の必要があります。
退職後、14日以内に、市役所・年金窓口へ出向いて、
手続きをする必要があります。

税金

所得税:退職日によりますが、年内に再就職しない場合、
    個人で、確定申告を行う必要があります。

住民税:役所より送られてくる住民税を別途支払う必要があります。


退職日と入社日の間があくと、
手続き等、面倒も増えるので、
個人的には、月末退社の翌月初日入社がいいと思います。

15. 入社!

わくわくが止まりませんよね!
新しい生活がスタートします!!

初日からイメージを悪くする必要はないので、
遅刻や、忘れ物には注意してくださいw


各工程で少しだけ追記しました。

”収入があがるから”を転職の理由とする場合、
退職金のことも計算しておいた方がいいかもしれません。

退職金の増減

労働基準法には、退職金に関する定めがないため、
基本的に支給条件等は、会社の規定によります。

退職金額については、オファーレターに記載がない場合もあるため、
その多寡の判断は難しいかもしれません。

ただし、
A. 同じ会社で30年勤め、退職した場合と、
B. 3社を10年ずつ渡り歩いて、退職した場合と、
では、”退職所得控除”の点で差が出てきます。

※”退職所得の受給に関する申告書”提出の場合

退職所得控除計算

勤続年数20年を境に以下のように変わります。

①勤続年数20年以下

退職所得控除 = 40万円 × 勤続年数

 ※80万円に満たない場合は、80万円

②勤続年数20年超

退職所得控除 = 800万円 + 70万円 × (勤続年数 - 20)


具体的に計算してみると、以下のようになります。

A. 同じ会社で30年勤務の場合

退職所得控除額 = 800万円 + 70万円 × (30 - 20)
        = 1,500万円

B. 3社を10年ずつ渡り歩いた場合

退職所得控除額 = 40万円 × 10
        = 400万円


仮に、退職金は、双方とも、2,000万円給付されたとしましょう。

その場合の退職所得は以下のようになります。

A. (2,000 – 1,500) × 1/2 = 250万円

B. (2,000 – 400) × 1/2 = 800万円

よって、退職金に係る納税額は、以下になります。

A. 約41万円

所得税:(250万円 × 10% – 9.75万円 ) × 102.1% ≒ 15.6万円
住民税:250万円 × 10% = 25万円

B. 約203万円

所得税:(800万円 × 23% – 63.6万円 ) × 102.1% ≒ 123万円
住民税:800万円 × 10% = 80万円


A、Bの実質取得金額は、以下になり、Aが有利になります。

A. 約1,960万円

B. 約1,800万円


転職後、10年間でそもそも2,000万円もらえるというのもレアケースでしょうし、
40代、50代の転職については、このあたりが効いてくるかもしれませんので、
一度考えておくのもいいかと思います。



有栖ケンタ

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