働き方改革!
ここ最近、おそらく多くの人が耳にしていることだと思います。
特にサラリーマン!
不当に残業させられたり、パワハラ・セクハラなどハラスメント、非正規労働者の待遇など、問題はつきません。
労基法含めた、働き方改革関連法案は、こちらを参照してもらって、この投稿では、いち当事者として、「こうすれば改善されるのでは?」といったアイディアを記載しますね。
働き方改革担当者、人事の方は、使えそうなものがあれば、使いまくってくださいw
サラリーマンの働き方改革:働き方の意味はおさえておこう
働き方。改革するにも、もともとの意味をどうとらえるか、押さえておく必要がありますね。
ここでは、こんな観点で定義しようと思います。
次元としては、以下を想定してもらえればいいのかと。
労働価値 ≒ 企業にとっての利益 → [円] (日本を想定してますw)
働く時間 ≒ 個人が働く時間 → [h] (hour、時間)
労働者数 → [人] (企業の在籍者数)
働き方 ≒ 人・時間あたりの価値 → [円/h/人] (時間あたりに個人が生み出す価値)
こう考えると、実は整理しやすいかもしれません。
働く時間は、労働基準法によって、決められていますよね。
もちろん、残業の程度等あるかもしれませんが、固定値と見立てることができそうです。
また、労働者数も、一旦固定値にしておきましょう。
ということは、働き方改革とは、以下の2つに論点が絞れます。
① 労働価値をどこに設定するか
② 時間あたりに個人が生み出す価値をどこまで高められるか
それぞれ、深堀りしていきましょう。
働き方改革:労働価値をどこに設定するか
個人に求める労働価値を定量的に設定するって、かなり難しいことかと思います。
職種によっても異なるし、
携わるビジネスのステータス※によっても変わってくると思います。
※新規事業の立上時、衰退事業のエグジットなどなど
ただ、こんなフローで考えていくと、設定しやすくなるかもしれません。
A. ビジョン・ミッションを設定
「会社が何を目指していて」=ビジョン
「社会に何を貢献するのか」=ミッション
B. トップがビジョンを因数分解
(ビジョン例)
「〇年後に、〇〇の分野のリーディングカンパニーになる」
(因数分解例)
「〇年後に、〇〇の分野のリーディングカンパニーになる」
=(〇〇の分野での売上を〇〇億円にする)
=(〇〇の分野の顧客を〇倍に増やす)×(〇〇の分野の購入単価を〇倍に増やす)
C. それを社員全員に浸透させる
B,で分解した因子を、各部に割りあてる
(例)
(〇〇の分野の顧客を〇倍に増やす) →→ 営業部
(〇〇の分野の購入単価を〇倍に増やす) →→ 技術企画部・製造部
D. 各部のマネージャーが、Cの内容を個人へさらにブレイクする
(例)
(〇〇の分野の顧客を3つ増やす) →→ 営業部のAさん
E. 個人にブレイクした労働価値を、周囲と共有しておく
(例)
営業Aさんの今季の目標は、〇〇です。
製造Bさんの今季の目標は、〇〇です。
・・・何か、意見のある人はいますか?
多くの企業は、”目標設定”といって、各期ごと、個人ごとに行っていると思います。
ただ、この”E”の工程が抜け落ちてたりしませんかね?
「〇〇さん、何しているのかわからない」
「なんで自分だけこんなつらいのか」
などの意見・愚痴があったりしませんか?
Eができていれば、和らぐとは思いますが。
このように、個人に設定した、達成すべき「労働価値」。
これを集積することで、企業は成り立ちます。
時間あたりに個人が生み出す価値をどこまで高められるか?
働き方改革のメインはここでしょう。
労働生産性とも言われますよね。
前述した数式が成り立つことが大前提ですので、決められた労働時間・労働者数に対して、どこまで労働価値を上げるのか、の設定の方が先です。
こここそ重要で、経営者・株主の腕の見せ所でしょう。
背伸びして労働価値を作る場合、どの部分を外からもってくる(M&Aとか)等、明示すべきですよね。
それでは、個人あたりの労働価値が、リーズナブルな範囲で設定できたとして、決められた時間内に、どうやって適えていくか、皆さんならどういう戦略を立てますか?
以下の観点で、考えてみてはいかがでしょうか?
①従来の戦略を試す
②独自の戦略を試す
まぁ、考えますよねw
よくあるのは、独自の戦略しか試していないとか、独自の戦略だと思っていたら、周囲に経験のある人が多くいたとか、、、
なので、①、②のように整理して、戦略を立てて、それを上司・周囲と共有することも大事かと思います。
前述のE.の工程の後に、各個人が設定した”働き方(戦略)”を、上司・周囲と共有しておくと、より健全な職場になりそうですね。
従来の戦略
従来の戦略って?と、思うかもしれませんが、これは、上司直伝のやり方・周囲のやり方のことですね。
もちろん、効果があったものを選ぶべきです。
間違っても選んではいけないのは、実績も何にもないのに、
「営業とは、こういうもんだ」とか、
「こうすべきだ、こうしろ」とか、
”主観”に頼った戦略です。
同じ失敗をします・・・w
例えば、顧客を3つ増やせ、という課題に対して、同じように顧客を増やした経験のある人は、周囲にいくらでもいるはずです。
そういった人のやり方を、「徹底的にまねする」、これが、従来の戦略です。
実績があるので、かかった時間や、どういうことをやればいいかなどを、事前に把握することもでき、労働生産性は向上するでしょう。
独自の戦略
従来の戦略だけでは、さすがに、物足りない、つまらない、自分の色を出せない、ですよね。
徹底的にまねしたとしても、結局、どこかは自分のやり方に変わっていき、オリジナルで、効率のよい働き方はできるとは思いますが、独自戦略を駆使したい、場合には、「仮説」をつくってください。
そして、その仮説を上司に話して、納得させてください。
この作業を怠ると、生産性が上がらなかったとき、なんでそんな方法でやったんだ、とか、色々怒られますw
「仮説」を作るというのは、自分自身のアクションに落としやすくする、自分の考えを周囲に見えるようにする、「仮説」そのものをブラッシュアップできる、など、メリットが多いと思いますので、ぜひ試してみてください!!!
従来戦略と、独自戦略を組み合わせれば、かなり効率的に働くことができると思いますが、時に、設定した労働価値につながらない仕事を、求められることもあるかと思います。
本来ナンセンスですよね。
その行為自体をやめることが、働き方改革だと思いますw
その他、労働生産性を上げられるだろう、仮説などを以下にあげておきますね。
出勤・移動時間削減
出勤・移動時間はコストです。
最近、在宅勤務、テレワークに移行する方針が、多々企業で出てきていますが、まぁ、言ってみれば当たり前で、それが当たり前である理由も、テレワークを実行した人々こそ、実感できてきていますよね。
そもそも、その出勤、必要ですか?
これを考えていくべきですね。
スタンプラリー撲滅
大企業にありがちですが、一つの決裁をとるのに、いくつスタンプを集めればいいの?
決裁権は、委譲していこうよ。
ムダに仕事を増やしてはいけません。
上司のひまつぶし撲滅
暇なら帰ればいいんです。
こちら、話してる時間ないんです。
コミュニケーションと、無駄話、紙一重ですw
犯人捜し
自分が責任を取りたくないから、誰が悪いんだとか、いつ、なんていったのか、とか。。。
いやいや、そんなことして何になるの?責任者はどういう経緯であれ、肩書のある、あなたですよ。
会議という名の雑談
メールでよくない?
って、内容ばかりじゃない?
まとめ
働き方改革の意義は、
「みんなハッピーになること」だから、
みんなを敬うことから初めてもいいかもしれませんね。
上司はプライドと過去の栄光を捨てて、部下と向き合う!
若手は、自分よがりの意見を一旦捨てて、上司の意見も聞いてみる!
思いのほか、いい職場ができるかもしれませんね!
ありけん
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