サラリーマン”事業”の投資対効果は?【収益シミュレーション】

キャリアモデル

サラリーマンって、なんとなくやってるけど、結局、儲かるのかな?

 

 

サラリーマン。

 

 

それは、雇い主から給料をもらっている人のことを言いますが、いわゆる労働契約を結んで、自身の時間を販売していると考えることができます。

 

 

それって、結局のところ、儲かるのでしょうか??

 

 

本投稿では、

サラリーマンを事業に見立てて、儲かるかどうか、

見ていこうと思います。

 

 

戦略コンサルファームでの、数多の事業計画づくりのエッセンスもふんだんに入れていきますね!

 

 

サラリーマンに疑問を持っている方、脱サラしようと思っている方、また、サラリーマンも悪くないって思っている方も、必見です!!

 

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サラリーマン事業の投資対効果【サラリーマン事業とは】

 

サラリーマン事業は、時間を売って、対価をもらうものと考えていきましょう。特に日本では。

 

 

昨今、ようやく、日本企業でもジョブ型の採用や、評価が議論されるようになってきました。

 

 

富士通とか、日立とか、が代表的ですね。

 

 

とはいえ、大部分の企業では、時間管理型なことに変わりありません。ここでも、サラリーマンを時間に縛られる、雇用契約を前提として、話しますね。

 

 

サラリーマン事業を考えていく上で、具体例として、Aさんを取り上げてきました。

 

【Aさん】

幸せだという思いを大切にして、
30歳までに結婚、35歳くらいに5,000万の家を買って60歳までにローン完済、そして、老後も年収500万円を得て、月1回家族で2万円くらいの外食、小遣いとして3万円は使えるお金に困らない暮らしを実現したい。
そのために、
(今決まった相手がいないなら)超積極的に婚活し、サラリーマンを続けながら副業して返済を速めて、59歳で起業し1年の立上期間を経て60歳から年収500万円を得ていく。家計のやりくりは、複式簿記で今からしっかり行う。

 

そして、Aさんのロードマップを以下に設定しました。

事業ロードマップのテンプレ【収益シミュレーション前の準備】
人生のロードマップ、考えたことありますか? 本投稿では、自分自身がやりたいことを実施していく、人生の羅針盤ともいえる、自身の事業計画のマイルストーンと時間軸について書いていきます。事業計画を作る必要がある方、人生を振り返ってみたい方、必見です!

 

 

 

このロードマップの大部分を占めるのが、サラリーマン。

 

 

このサラリーマン事業をうまく回すことが、人生を謳歌することにもつながりますね。

 

 

では、サラリーマンを事業として考え、投資対効果を簡単に計算してみましょう。

 

 

サラリーマン事業の前提

前提として、こんな風に仮定を置きましょう。

 

■入社時の給料を手取り350万円
■以降1.5%の昇給率
■60歳まで勤務
■退職金は、定額で2,000万
■1日8時間勤務
■平均残業は2時間/日
■年間出勤日数:240日

 

 

サラリーマン事業の投資原資

投資の原資は、前述したように時間が主です。

 

時間が拘束されるので、これが原資となります。

 

 

その他にも、例えば、からだを酷使する場合とか、薬品を使う場合とか、”健康”の一部を犠牲(投資)にすることもあります。

 

 

実質、老いと分けられないので、労災になりにくい部分です。

 

 

サラリーマン事業の投資回収目標

投資回収はお金で行うことが基本ですが、中には栄誉・名誉もあるかもしれません。

 

 

社内外の表彰や、論文・学会発表、製品のローンチ、世紀の発明とか!

 

 

ここではシンプルにお金を考えましょう。

 

 

Aさんの投資回収の目標額は、こんなところですね。

■生活費:約30万円/月※
■ローン返済:5,000万円
■貯蓄・開業資金:2,000万円

※総務省の家計調査より。

 

 

もし、ちょー細かく計算したい、してみたいって方は、こちらの記事を参考にしてみてください。教育費や税、平均支出など詳しく書いていますので。

ファイナンシャルプランナー×中小企業診断士の家計簿 8【保存版:過去・現在・未来の家計テンプレ】|ありけん
将来シミュレーションができるような内容にまで作り上げました。 過去のデータから、今現在の状況、そして、未来の家計をもシミュレートできるようになっています。 そして、それら家計の状況、特に過去・現在の状況が、統計データなどと比べて、健全かどうかがわかるような指標も取り入れました! これ一つで、家計の良し悪しがわかりま...

 

 

サラリーマン事業の投資対効果【投資回収目標に届くか?】

 

では早速、前提をもとに、シミュレーションしてみましょう。

 

 

概算では、累計の手取り収入が約20,000万円=2億円になりました!

累計収入

 

退職に係る所得税等は考慮していませんが、手取り額なので、いわゆる生涯年収の考え方よりは少し低めに出ていると思います。

 

 

とはいえ、目標のラインまでは届いていません。。。

 

 

今回は、単純計算の例を紹介しましたが、出世や昇給、転職なども入れながら、収入と支出のバランスも整えて、目標値に届かせるための、数字感覚を知っておく必要があります。

 

 

投資対効果

では、いわゆる、投資対効果はどれほどでしょうか。

 

 

投資というと、投資回収年とか、内部収益率とか、計算しますが、今回のケースでは、「時間」を販売しています。

 

 

そのため、投資回収年は、販売した時間と同じなので、定年までってことになりますね。

 

 

定年まで、がむしゃらに、上司や部下からのストレス、家庭との両立、満員電車通勤、行きたくもない飲み会、プレッシャーのかかるプレゼンとか、頑張って稼いだお金が、約2億円。

 

 

それでは、実際に差し出した時間は、何時間でしょうか。

(1日8時間+残業2時間)×240日×38年=91,200時間

 

 

おー、膨大な数字!!

 

 

これに平均の通勤時間とか入れちゃうと、在宅勤務の良さが如実に出てきちゃいますが、

約1.5時間※×240日×38時間=13,680時間

の追加!!

(※総務省統計局の調査では80分だが、その他ネット情報を鑑みて)

 

 

合計で、104,880時間を差し出していることに!!!!

 

 

22歳から60歳までしっかりサラリーマン生活を送ると、
104,880時間を消費することに!!

 

 

じゃ、これらから、時間あたりの収入を算出してみましょう。

 

2億円÷104,880時間 ≒ 1,900円/時間

 

 

これが、投資対効果の効率となるのです!!

 

 

どうですか?

 

 

この単価でサラリーマン事業は成功ですか?

 

 

まとめ

この1,900円/時間をどう思いますか?

 

 

人それぞれの解釈があるかもしれませんが、この数字には、付随的な効果もあったりします。

・人脈形成
・一人ではできない仕事に就ける
・福利厚生などなど

 

 

これらを考えると悪くはないのかもしれませんが、もっともっと効率を上げていきたいところ。

 

 

個人のスキルによって、このレートは変わっていきますし、職種なんかでも違ってくるでしょう。

 

その参考に、労働効率一覧をここに貼っておきました。

 

パイロットさんが、6,000円/時間を超えていますね!!すごい!!!

 

 

ありけん

 

続きはこちら

副業”事業”の投資対効果は?【収益シミュレーション】
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