大手日本企業面接のNGワードとは-転職のリアル体験談2【vol.7】

大手日本企業面接のNGワードとは-転職のリアル体験談2【vol.7】転職の教科書

 

転職面接でNGワードってどんなことだろう?

 

 

転職面接で、NGワードがあるのであれば、知っておいて損はないですよね。

 

 

本記事では、リアル体験談から、”このワードを言ったら落とそうと思っていた”という強烈なNGワードを面接後に面接官から言われたので紹介します。

 

 

それが、これです

「やりきった」

 

 

大手日本企業への転職を考えられている方は、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです!!

 

 

ありけん
ありけん

本記事は、2度目の転職リアル体験談シリーズの第7弾。(前回はこちら。)大手IT会社の二次面接、大手インフラ会社の一次面接編をお届けします!

 

 

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大手IT会社の二次面接で見る、NGワードとは【転職リアル体験談】

大手IT会社の二次面接で見る、NGワードとは【転職リアル体験談】

 

この日は、ベンチャー系インフラ会社の一次面接が終わった後、大手IT会社の二次面接というダブルヘッダー。急いで向かっているところだ。

 

 

ダブルヘッダーは、気持ちのリセットがなかなか効かないこともあり、一発目の結果、感触に、二発目が引っ張られてしまう傾向にある。

 

 

とはいえ、かなり誠実に対応した(つもり)し、感触としては悪くはなかった。

 

 

要は、プラスの感触がある!そのままの流れで、大手IT会社の二次面接も乗り越えたいところだ。と、何事もポジティブに考えるポジティブシンキングスキルを身に着けているため、いい方向に考えるのは得意だ。

 

 

二次面接では、一度訪問しているため、ロジ面に不安はない。迷わず到着することができた。受付を済ませ、会議室に通され、しばし孤独の時間。

 

 

面接官が来るまでの数分は、だいたいシミュレーションをしている。こう言われたら、こう返そうとか、その場で合格と言われたらどうしようとか。。。妄想に近いかもしれない。

 

 

コンコン。

 

 

来た!

 

 

xxx「失礼します、本日面接させて頂きます、〇〇です、よろしくお願いします」

 

 

お、すごく感じと、雰囲気が良さそうで、話しやすそうなひとだ!敬意をこめて、フランクさんと呼ぼう。

 

 

フランクさん「では、最初に、簡単に仕事の紹介をさせていただいてもよいでしょうか。」

ありけん「(え?変化球?!)はい、お願いします!」

 

 

不意打ちをくらった。

 

 

では、最初に、、、ときたら、自己紹介と、志望動機を・・・じゃないのか?!

 

 

すんごく丁寧だぞ!!

 

 

フランクさん「当社は、・・・。今回募集させて頂いた職種については、No.2の〇〇さんの下で、新規事業や各事業の方向性を調整していくような統括的な仕事になります。・・・・・。」

ありけん「(面白そう!!)はい!」

フランクさん「役員とももちろん二人三脚で進めていく必要がありますが、基本は、わたしと、あと、数名の部下で回していくイメージになります。大枠はこのような形となりますが、ここまででご質問ありますか?」


ありけん
「とても面白うそうな仕事でわくわくしているのですが、例えば、新規事業の立上に関する意思決定は、規模によって異なるとは思いますが、基本的にはNo.2の方にゆだねられていますか?」

フランクさん「権利委譲の件ですね。当社は経営が強いように思われますが、基本は、我々にも相当量、委譲されています。もちろん、仰るように事業規模次第では、経営会議マターになってきますが。」


ありけん
「ありがとうございます。ある程度は自分らで動けるということは、事業遂行スピードという点でも重要かと思い、伺わせて頂きました。」


フランクさん
「いい観点ですね。では、働く時のイメージのすり合わせを行わせてもらえればと思っておりますが、仕事内容に関しては、ありけんさんはポジティブなご印象でしょうか?」

 

 

転職後の具体的なイメージを合わせておくってことだな!これは、とてもリーズナブルだぞ!!

 


ありけん
「はい!ポジティブに考えていますし、わくわくしています。」

 

フランクさん「働き方のイメージはどうですか?」

ありけん「前職(戦略コンサル)が、ホワイトというわけではなかったので、問題ないと思います!」

フランクさん「確かにそうですね。そんな激しい働き方はないので。他に何か懸念点などはありますか?」

ありけん「はい。やはり、前職でIT関連プロジェクトを携わったとはいえ、IT業界に身をおいた経験がなく、本当に貢献させていただくことができるか、が気になっていま・・・」

フランクさん「あー、全然大丈夫ですよ、すぐに慣れますし、知識補充の研修プログラムもありますし。」

 

く、食い気味!!

 

 

そんなに関係ないってことか?!本当にそうなのか?!!

 

 

フランクさん「正直、経歴・人柄含めて問題ないと思っていて、ぜひうちに来てほしいと思っています!」

 

え?!!!

 

 

まじ?!!ほんと???

 

 

言っちゃって大丈夫?!?

 

 

妄想通りになったじゃんw

 

 

でも・・・

 

 

ーーー

 

面接が終わり、帰路についていると、電車に乗る前、面接が終わって10分くらい?で、JACの担当エージェント、木村(仮)さんより連絡が。No.2に会ってほしいと。

 

 

嬉しい一方、ちょっと怖い。

 

 

IT経験ないのに、期待しすぎよ、まじで。

 

 

CSSって?CCS ※の間違いじゃないってレベルだよ?!w

 

※Carbon Capture and Storageの略。火力発電所とかで出る大量のCO2(二酸化炭素)を地中とか、海中に埋めて、貯留する技術。メーカーの技術屋なので。

 

 

そして、翌週に、最終面接を行うということになったのだった。

 

 

ーーー

 

振り返ると、最初から、かなり好印象を持たれていた様子。

 

 

こうなると、ザ・NGワードはなくなるが、

IT知識がないことの不安を適当に大丈夫ですとか、

嘘や虚勢はやはりNGワードだったのではないか、と思っている。

 

 

どんなケースであれ、嘘や虚勢はバレるので、それが、NGワードとなることには間違いない。

 

 

大手インフラ会社面接のNGワードとは【ザ日本企業への転職面接】

大手インフラ企業面接のNGワードとは【ザ日本企業への転職面接】

 

当時、最後の転職候補先となった、大手インフラ会社。

 

 

事前に特徴とか、風土とか、独自調査すると、古い体質は残っている。かなり。

 

 

それでも、近年、中途採用を積極化させ、新しい風を吹き込もうとしているようで、その動きは、評価に値する!って思っていた。

 

 

そんな思いは、面接官の印象に明確に表れたのだった。

 

 

ーーー

 

面接官は3人。

 

 

1人は、若く、はきはきした、人事の採用担当。

 

 

もう2人は、所属候補先の上司となる60手前の部長2人。

 

 

面接がはじまった。

 

 

人事「それでは、最初に志望動機と自己アピールを・・・」

 

ありけん「はい。志望動機は、・・・。特に現場目線と経営目線をつなぐ企画や、新規事業立案、〇〇の面で貢献させて頂ければと考えております。」


人事
「いいですね、アリの目とタカの目ですよね。うちの会社にはそういう視点をもった人がほとんどいないので、中途採用者で補おうとしています」


部長A「でも、なぜうちなの?他にもいろいろな選択肢がありそうだけど」


ありけん
「はい。御社は、〇〇を中心に、人々の暮らしのインフラをつくり、支えている、まさに社会貢献であり、その〇〇という経営理念に共感したこと、そして、わたし自身、メーカーでものづくりを・・・ということから、応募させていただきました。」

 

部長B「でも、楽しいことばかりではないし、人々の暮らしを支えているって実感することも多くないよ」


ありけん
「(?なんだこいつら)誇りに思っていないということでしょうか?」

部長B「そういうわけではないが」


部長A
「厳しい仕事が多いってことだよ。」



そんなの、当たり前だろ・・・

 



ありけん
「はい。もちろん、それは覚悟の上です。今までも厳しい仕事に携わってきて、真摯に向き合ってまいりました。」




「ないな・・・」

 

 

大手企業の”雇われ”部長は、自分の辛さを前面に出し、夢を語ろうとする、また、ちょっと大きなビジョンを語ろうとするひとの話をネガティブな目線で受け取り、「でも、実際は、」とか、言って心を折ることが得意とされる生き物だ。

 

 

こんなやつとは一緒に働けない。働きたくない。そう思った。

 

 

ーーー

後日、リクルートエージェントの清さんから、連絡が。

 

 

清さん「先日の、大手インフラ会社ですが、通りました!次は、役員面接になります!!」

ありけん「ありがとうございます。ただ、一緒に働く予定の上司があのような部長では・・・」


清さん
「確かにネガティブな人も多いのは事実です。ただ、次の役員さんに会って決めてみてはいかがですか?」

ありけん「清さんがそういうなら、次の役員さんとの面接は受けさせて頂きます。」

清さん「ありがとうございます。とても言いかたで、刺激になると思いますので。」

ありけん「わかりました。それにしても面接時、部長の態度にいらつきが出ていたと思いましたが、よく通ったと・・・」

清さん「wらしいですね、人事担当の方が言っていました。先方の評価としては、かなりよかったみたいですが、転職理由で”前職でやりきった”とか、”もうやるべき仕事はない”のような発言はされなかったのもよかったようです。」

ありけん「それはどういうことですか?」


清さん
「大手企業では、ある程度理不尽な仕事も発生し、そういったことに対応できる”忍耐力”も必須です。そして、その会社での仕事内容や仕事量などを、”主観的に”評価することを嫌う傾向にあります。

”やりきったって、何を?まだまだ仕事はあるし、会社として社会に果たしていく責務は続くんだよ、お前がやりきったという気持ちで勝手に会社から抜けていくようなやつは採用しない・・・

という風に思っている、特に中堅以上のひと、は多いようです。まぁ、ありけんさんが前々職で大手メーカーに長くいらっしゃったこともあり、先方の信頼を充足したと思われますが。」

 

なるほど、それは一理あるといえばあるな。

 

 

日本っぽいといえばそうだが、社会に貢献していく責任を考えれば、悪い考え方とは言えない。

 

 

よし、次の役員面接を楽しみにすることとしよう。

 

 

ポイントと次回予告

 

ということで、2度目の転職は、順調?に、早くも終盤を迎えることになりました。

 

 

今回の面接を通して、得られた示唆は、組織の1人として、社会に貢献していくという責任を軽んじてはいけないというところでしょうか。

 

 

 

★やりきった、もうやるべき仕事がないから転職する、はNGワード

★社会に貢献し続ける責任を意識!

 

 

次回は、ベンチャー系インフラ会社と、大手IT会社の最終面接編をお届けしますね。

 

 

ありけん

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