戦略コンサルの筆記試験とは-転職のリアル体験談【vol.6】

転職の教科書

戦略コンサルの筆記試験って難しいの?

 

 

 

はい、(突破するのは)難しいです!! かなり。

 

 

本記事では、筆記試験のリアルとともに、戦略コンサルの面接に対応していくにはインプットの幅をあげていくことが重要ということを書いていきますね。

 

 

転職活動を本格化させ、本や情報のインプットにとどまらず、エージェント鍛錬というアウトプットの練習を重ね、レベルを上げて二次面接にのぞみきましたが、アウトプットの質・量をさらに高めるには、インプットの幅も必要になってくるということを感じました。

 

 

ありけん

今回は、二次面接の結果と、他ファームの転職活動、筆記試験編をお届けします!

 

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二次面接を終え生まれた価値観の変化

 

山田氏との激闘を終え、エージェントに戦いの報告を済ませ、ふと考え込んだ。

 

 

戦略コンサル向けの対策本は何回か周回したものの、アウトプットの練習がものを言うことを身をもって感じた。それとともに、インプットの「幅」が足りないことも知った。

 

 

世界を見る目が狭すぎるのだ。

 

 

例えば、コンビニに買い物に行くとき。

 

 

ふらっと入り、弁当を眺め、今日の気分ならこれだなと思い、手に取って、レジに並び、キャッシュレス決済で気に入って使っているメルペイで支払う。(メルカリの売上がそのまま使えるので)

 

 

支払った後は、商品を手に取り、そそくさと退散する。以上。

 

 

ーーー

 

 

おい!ありけん!終わりか?それで!

 

 

もっと普段から視野を広げて、見てみろ!!

 

  • なぜこのような陳列になっているのか?

  • なぜレジ前につい買ってしまいそうなチキンが置いてあるのか?

  • なぜこんなにも多くの種類を取り扱っているのか?

  • どのタイミングで商品を入れ替えるのか?

  • 店員のサービスはどうか?

 

 

いまある、店舗の作り。それはある意味の「集大成」であり、「過渡期」なのだ。セブン&アイホールディングス(セブンイレブン)、ローソン(ローソン)、ファミリーマート(ファミマ)などの超大手企業が、考えに考え、作り上げた店舗たち。

 

 

何千、何万の苦労、工夫、思考がつまった店舗たち。

 

 

それは集大成でありながら、顧客動向や購買行動データを取得し、さらに改善していくという過渡期でもある。

 

 

そんな情報、思考の宝である店舗に入り、なぜ何も感じないのだ??

 

 

そう、ただ単純に「利用者」としての視点しかないからだ。

 

「様々な利用者」

「スタッフ」

「商品配達員」

「店舗オーナー」

「エリアマネージャー」

「経営者(CEO)」

「商品開発者」

「商品製造者」

「地主」

 

 

考えたい視点は他にもあるはず。

 

 

そんな視点でみると、いまのセブンイレブン、ローソン、ファミマ、・・・はどうか?顧客満足度の高いセイコーマートとは何がどう違うのか?

 

 

ーーー

 

 

と、視点が狭すぎ、時間の使い方をムダにしていることに気づいた。

 

こういうインプットの幅を、多くの視点で増やしていかないと、戦略コンサルとしての提案力、アウトプット力が平凡なものになってしまう・・・

 

そう思いながら、日々の時間の過ごし方を反省した。

 

 

ーーー

 

 

インプットの幅・・・を考えながら、ぼーっと仕事をしていた時、輝きさんから、メールが届いた。

 

 

二次面接の通過」の文字!!

 

 

すぐに、トイレに駆け込んだ。

 

 

そして、個室に入り、右腕が痛くなるほどガッツポーズを繰り返し、気持ちの高揚に応えた。

 

 

幸いにも、ガチでやっていたテニスの副産物である長年の肩の持病に影響はなかった。

 

 

すぐさま、輝きさんにメールを送り、次回面接や、他ファームの面接に向けた打ち合わせを依頼した。

 

 

転職活動は志望度に合わせ並行で行うことが重要

 

早速、エージェントとの打ち合わせに。

 

 

輝きさん:「おめでとうございます。順調ですね」


ありけん
:「ありがとうございます。素直に嬉しいです」


輝きさん
:「次は三次面接なので、相当な気合が必要です」


ありけん
:「(ごくっ)ですよね」


輝きさん
:「その前に、他ファームの書類の結果も来ているので、そちらの面接も始めて、並行してすすめていきましょう。場合によっては、他ファームを練習に使うのもありです」

 

 

書類が通ったのは、いま進めているファームを除くと、5ファーム。うち、3つは、筆記試験的なものがあった。

 

 

輝きさん:「正直、いまは転職に向かい風です。なので、厳しい戦いになると思いますが、ひとまず、筆記試験は近々に受けましょう。うち、2つは、かなり厳しいと思いますが・・・」

 

 

そうなのか、試験ってケースみたいなのが、出るのだろうか。輝きさんに聞いてみると、「GMAT」のようなものとのこと。

 

 

はい、初耳w この時、GMATを知らずw

 

 

GMATは、Graduate Managemant Admission Testで、MBAなど経営大学院に入る時に必要な適正試験。

 

 

英語、数学、ライティング、総合推理からなるものだが、戦略コンサルでは、これをリバイズした試験を行っているという。

 

 

輝きさんとも相談したが、いまこれを勉強しまくったとしても、厳しい戦いになるので、面接対策に時間を使おうということになり、スケジュールを組む。

 

 

【第一志望】A社:三次面接⇒他社の結果次第

【第二志望】B社:筆記試験⇒1週間以内

【第三志望】C社:面接⇒1週間後の土曜


【第四志望】D社:筆記試験⇒1週間以内

【第五志望】E社:面接⇒1週間後の金曜


【第六志望】F社:筆記試験⇒1週間以内

 

 

まずは、筆記試験からだ。

 

 

輝きさんからは厳しい戦いになると言われていたが、ありけんの心は、欲と希望にあふれていた。

 

 

第一志望が2回通ったし、いけるんじゃないか?

 

 

といった慢心以外の何物でもない、世間知らずの思い込みがあったのだ。

 

 

輝きさんから、おすすめの試験対策著書を紹介してもらい、購入。

 

 

 

本を手にした瞬間、慢心が慢心であったことに気づきはじめ、筆記試験を迎えるのだった。。。

 

戦略コンサルの筆記試験とは

※画像はサンプルで実際の試験問題ではありません。

 

 

筆記試験は、第四志望のD社⇒第二志望のB社⇒第六志望のF社という順番になった。

 

 

超絶難しい筆記試験では爪痕を残す

 

第四志望のD社は、輝きさんからスーパー難しいから、記念に。的に言われたもの。

 

 

多少の希望を有していたものの、対策本を手にしたときから、慢心は薄れていた。

 

 

D社に到着も面接ではないので、全く緊張せず。恒例のトイレでの服装直しすらしなかった。

 

 

個室に通され、試験問題を渡され、時間がたったら再度来るとのこと。特にカンニング対策とかはない。まぁ、カンニングしたところで答えにたどり着けるような代物でもない。

 

 

ーーー

 

 

試験スタート。

 

 

まず、設問を・・・って設問むずくない?理解するのが難しいよ・・・

 

 

おそらく選択肢も、相当に練られている。

 

 

これは難しいし、時間内に終わるとは思えない。

 

 

相当な対策と、慣れが必要だ・・・

 

 

・・・

・・・・

・・・・・

 

 

終わった・・・

 

 

ーーー

 

 

爪痕を残すようなレベルではないw

 

 

そう、超難関の問題でも、なんかしらの爪痕があれば、それが目に入って、次のステップへ進めることもある。

 

 

ただ、今回はそんな問題ではなかった。

 

 

いわゆるケースの問題を、筆記で解いていくようなイメージ。

 

 

時間足りなすぎる・・。。。

 

 

所感として、半分くらいしか自信もった解答ができなかった。

 

 

ーーー

 

 

後日、結果がきたが、もちろんアウト~~~。

 

 

はい、次!!

 

あれ、簡単じゃない?には落とし穴が

時系列的には、第四志望の結果はまだ来ていないものの、その難しさにへこんでのぞむ、第二志望の筆記試験。

 

 

どうせ、また難しいんだろ・・・そう思いながらも、あわよくばの期待も込めて、筆記試験にのぞんだ。

 

 

こちらは、他の志望者と共同で受けることに。

 

 

こんなにもいるのか、競合。みんなものすごい経歴なんだろうな、皆残らず腹壊してトイレからかえってくるなとかいった思いはしまっておいて、いざスタート。

 

 

あれ?簡単じゃない?

 

 

すらすら解ける。第四志望の試験とは全く・・・

 

 

頭ひねり系の、SPI的な問題が多い。

 

 

すらすら・・・すらすらすら・・・・

 

 

ん~、時間はぎりぎり・・・足りない。。。

 

 

・・・

・・・終了!

 

 

ほとんど終わったし、そこそこ簡単だった気が。

 

 

これは大丈夫なんじゃないのか?

 

 

ーーー

 

 

結果。

 

 

ち~~~~ん。。。

 

 

 

淡い期待は、綺麗に消え去った。

 

 

おそらく間違えたのは数問で、通過にはほぼ全問あっていないとだめだったのかもしれない。

 

 

まぁ、GMATの勉強をしていないありけんが簡単だと思ったということは、GMATをしっかり勉強しているひとたちは、もっと簡単だと思っていて、ケアレスミスをなくすくらいにしっかりと試験に向き合っていた、のだろう。

 

 

何事も、簡単だと思ったら、他の人もそう思っていると、思え!って言い聞かせたいわ、数日前の自分に。

 

 

はい、次!!!

 

筆記試験って難しいんだね

第六志望ということもあり、気持ち的にも乗り気ではなかったが、とりあえず受けてみた。(失礼!!)

 

 

第二志望と似たような内容で簡単。

 

 

あっという間に試験は終わった。

 

 

そして、結果は・・・・しばらく返ってこず・・・・

 

 

積極採用していないと言われていたけど、一応受けたんだから、すぐ教えてよってくらい、全然返ってこない。

 

 

これは忘れさせる作戦ってことか!?

 

 

それともキープってことなのか?!

 

 

・・・

 

 

なかったことにするってことだな?

 

 

のぞむところよ、こちらもなかったことにしてやろう!!

 

 

で、でも、もしOKなら連絡は待ってますよ、一応・・・

 

 

ポイントと次回予告

 

二次面接を通過するも、アウトプットの量、インプットの幅が足りなすぎることに気づき、転職活動を通じて、価値観が大きく変わることになりました。

 

 

転職活動自体がこのようなメリットを生むこともあるということを実感しましたが、GMAT含めた筆記対策もしっかり行っておくようなスケジューリングは必要ですね。

 

 

 

ありけん

今回のポイントは、戦略コンサルには、アウトプットの量に加え、インプットの幅が重要。そして、転職を考えたら、筆記試験対策をきっちりして、転職に必要なレベル上げも見越したスケジューリングが必須ということですね!!

 

 

 
◇視野を広げ、普段からインプットの幅を広げる

◇GMAT/SPIなどの筆記試験対策をしっかり行うべき!

◇でも戦略コンサルの筆記試験は難しいよ

 

 

次回は、他ファームの面接編です。

 

 

ありけん

 

 

続きはこちら⇒⇒知識的プライドをくすぐれ

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