中小企業診断士の試験、難しかったけど、晴れて合格。
合格から、1年。実際にどう変わったのか、振り返ってみよう!
中小企業診断士試験に合格したのは、2019.12.25。
約1年前のクリスマス。まだコロナなんて騒がれていない頃でした。
そこから1年。外部環境はがらっと変わりました。というか、変わってしまいました。
不要不急の外出は避ける、3密は避ける、テレワークの普及、経済環境の変化。。。
数えきれないくらいの、かなりネガティブな変化が起こってしまいました。
ぼく自身、心を躍らせる数少ない事象の一つである、鬼滅の刃にメンタルを救われ過ごした1年でした。
とはいえ、国家試験を突破して、1年目。初動は肝心だし、工夫しながら動ける範囲で動いてきました。そんな「内部環境の変化」はどんなものだったか、振り返ってみようと思います。
令和2年度に中小企業診断士試験に合格された方、また、これから活動しようと思っている方などに少しでも参考になれば嬉しいです!!
中小企業診断士に合格してからの1年、どう変わった?【まずは登録を】
中小企業診断士に合格した、2019.12.25のクリスマス。まぁ、二次試験の筆記が合格すれば、口述は99%以上が合格ということで、実質は、2019.12.6に相当喜んだ記憶がありますが。
試験に合格したのち、「中小企業診断士」を名乗って活動するには、登録する必要があります。詳細は、こちらの記事に書いておきましたが、
①実務補習を15日間受けるか、
②実務に従事して実績証明をもらうか、
の2択orミックスになるかと思います。
①は、お金かかりますw なので、お金をかけたくない方は、②の方法で、知り合いの会社にお願いしてみるなどの方法がありますし、同期としての仲間が欲しい方は、①を受けるのも手ですね。
ぼくの場合は、①(5日分)+②(10日分)のミックスで登録しました。
とても仲の良い同期もできましたし、お金もそれなりに節約できたしで、今振り返っても、登録方法としてよかったのではと思っています。
実務補習を受けたのが2月だったのですが、すでにコロナ影響が強く出始めた頃でした。
かなり動きにくくなってきたし、5日間ではなく、15日間、実務補習をうけられた方は、マスクしながら、かつ、気をつかいながらの作業やディスカッションで苦労されたのではないでしょうか。
5日間でも相当疲れましたし。
中小企業診断士に合格してからの1年、どう変わった?【活動開始!】
実務補習が終わり、実績証明も取得、その後、登録申請を行い、無事に登録されました。
さぁ、早速活動!!!
というわけにはいきませんでした・・・
そう、緊急事態宣言です。
4月7日からゴールデンウィーク明けまでということでしたが、結局は延長があって、5月25日まで続きました。
その間、ほぼ活動せず!!
おとなしく自粛していました。
ぼくの場合、実務補習の同期と指導員、知り合いの数人程度しか周囲に診断士はいなかったので、どう活動すればよいかもよくわからず、診断協会にすら、入りませんでした。
後に、色々と話を聞くと、
①登録後、最寄などの診断協会へ入会
②診断協会のイベント等に参加し知り合いを作っていく
③自身の興味のある研究会やプロコン塾などに属し輪と知識を広げていく
④仕事を回してもらって慣れていく
という活動をする人が多いようでした。
緊急事態宣言が解除されてから、ようやく動き始めました。
まず東京協会に入会し、いくつかの研究会に、直接アポを入れて、体験し、良さそうだなっておもうものに入会しました。
徐々に懇親する機会も増え、情報収集もしやすくなっていきましたが、研究会でもたかだか、月1回程度の集まり。
ただ参加するだけでは、知識の向上はもちろんのこと、実力がつく実感は得られませんでした。
一方で、実践を重視する研究会にもひとつ入っていたので、その研究テーマに関しては、それなりに、という感じでした。
企業内診断士としての変化ポイント
ということで、だらだらと活動してきたことを振り返っていましたが、変化ポイントを具体的に列挙していきます。
◆収入
・・・顧問契約を取れたことにより、副業収入が発生◆個人としての信用力
・・・難関国家資格、士業ということで個人の能力を客観評価してもらえる機会が増えた◆意識/考え方
・・・「独立」という選択肢が具現化し雇用に頼らず個人で稼ぐことをより意識するように
・・・”強い”コミュニティが形成されたことで、本業によるストレスも軽減された
・・・将来(定年後)の不確かな不安も和らいだ◆本業
・・・診断士つながりから新しい事業ネタがひろえて、引き出しの幅が広がった◆環境
・・・優秀な診断士の人も多く刺激を受ける一方、知識・経験向上に焦りも
今思いつくところでは、こんな感じかもですが、意識面での変化が特に大きいです。
特にぼくは企業内診断士なので、企業に雇用されているのが普通で、なかなか個人で稼ぐことに慣れていないところを、自身に顧客がつき、自身の裁量で稼ぐことができるようになり、働き方の考えが、実体験を通して変わってきました。
また、本当に困っている企業が多いこともわかってきました。そして、少しの知識共有で、そういった企業に感謝されることも。
企業内診断士の方は、とくに、企業内で培ってきた経験があると思うので、それらが、どれほど重宝されるか、既に支援されている方は感じていると思います。
コロナ影響であまり仕事につなげられなかった自分でさえも、そう思うので、もっと活動されている方は、より感じているかもしれませんね!
まとめ
意識面を中心に、中小企業診断士資格を取得することで、取得後1年でも結構大きな変化が訪れましたって言うことでした。
来年は、さらに活動範囲をひろげていければと思っていますが、そのために必要だと感じることは、これですね。
理由は2つあります。
ひとつは、(信頼関係が構築できていれば)経営者や他士業の方からの直接依頼が多いこと。
これは企業内診断士だと厳しいですよね。。。そもそも伝手がないので、、、
でもできることがあるはず!ここをしっかりやっていかないと、いわゆる民間契約が取れず、公的な仕事ばかりにもなってしまうので。
もうひとつは、収益性が高いということ。
一つ目の理由ともつながるのですが公的な仕事だけでは、良くても年間5~600万円くらいにしかならないと。(by 先輩診断士)
もちろん仕事の種類にもよりますが、公的な仕事で、1日あたり2.5万円が報酬とすると、年間250日働いたとしても、625万円です。
毎日仕事があるわけではないし、案件によっては複数日かかるものもあるので、5~600万円が現実的かもしれないですね Orz
一方で顧問契約をしっかりとる、高単価補助金の支援をする契約を取る、など実行していけば、収入面で大きく異なってくるでしょう。民間の研修とかもいいみたいですね!
来年は、コロナのせいにすることなく、このネットワークを広げていくことに注力していきたいところです☆
ありけん
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