三次面接以降の立ち回りに必要なもの-転職のリアル体験談【vol.9】

三次面接以降の立ち回りに必要なもの-転職のリアル体験談【vol.9】転職の教科書

転職活動も終盤。三次面接で気をつけることは?

 

 

転職活動が進み、終盤に入ると、慎重にいきたいところ。

 

 

本記事では、実際の三次面接での対応について書いていきますね。

 

 

意欲をしっかり提示することも重要になってきますので、その例として、見てもらえればうれしいです。

 

 

ありけん
ありけん

今回の投稿では、第一志望である、A社の三次面接編をお送りします。第一志望の面接は、どれだけ練習積んでも、場慣れしても、緊張しますよ。。。

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三次面接で対峙するはプリンシパル

三次面接で対峙するはプリンシパル

 

すでに転職活動を本格化してから2カ月が過ぎようとしていた。

 

 

季節も晩秋となり冬の様相を醸し出してきた。

 

 

今日は、第一志望のA社の三次面接当日。

 

 

この日も仕事後の19時からというスケジュール。

 

 

三次面接は鬼門である。ここで失敗はつらい。精神的にきつい。第一志望だし。

 

 

輝きさんからも、重要なステップということで、念入りにケースのアウトプット練習を重ねた。

 

 

当然、仕事中も、面接のことで頭がいっぱい。不安いっぱい。夢いっぱいという気分ではない。

 

 

戦略コンサルの面接では、一次、二次・・・と進んでいけば面接官の肩書も上がってくる。(他の企業も一緒です。)

 

 

A社は、一次二次ともマネージャー、プロジェクトリーダーレベルであったが、今回は、プリンシパルレベルで間違いないだろうと言われている。

 

 

初めて対峙する、プリンシパル。聞いたこともない役職だ。最初は、バレエ団かって思うくらい聞いたことがなかった。一般企業では、プリンシパルは、部長レベルといったところか。場合によっては、執行役員レベルまでいくのだろうか。

 

 

まぁそんな肩書を気にしても仕方ない。やるべきことをやるしかないのだ。

 

 

ーーー

 

 

してもいない仕事を終え、A社へ向かい、例のトイレに到着。

 

 

顔を洗ってリフレッシュし、ネクタイ、髪型を直し、準備を整えた。

 

 

ここまで来たら、進むしかないのだ。

 

 

緊張MAXで受付し、会議室へ通される。

 

 

水が3つ、用意されている。

 

 

ん???相手は二人か?!この局面で二人も出てくるのか?

 

 

一人でも対峙するのが大変なのに、二人も猛者が来るのか!!!???

 

 

とか考えていたら、わりとすぐにノックが。

 

 

xxx&yyy「失礼します」

 

 

やっぱ二人なのね~~~~!!!!

 

 

でも、一人は若いぞ!?そうか、面接ってこうやるんだっていうトレーニングか!!

 

 

そして、もう一人のこの落ち着きはなんだ!!?

 

 

これがプリンシパルか!!!

 

 

どっしり構え、余裕を感じまくるぞ、なんという迫力!!!有名人を思い浮かべるほどの余裕もなかったので、落ち着きさんにしておくか。

 

 

落ち着きさん:「今日は二人で面接させて頂きますが、基本は私が話します」


ありけん
:「(やっぱトレーニングってことだな?)わかりました、よろしくお願いします」


落ち着きさん
:「では早速始めましょう。職歴、志望動機はさんざん話してきたとは思いますが、簡単にお願いします。」


ありけん
:「(だよね、これは予想通り!)・・・・です」


落ち着きさん
:「はい、では、いままでで一番ユニークなことをした経験を教えていただけますか?プライベートでも仕事でもよいです。」

 

 

ゆ、ゆにーく?!!!ユニークって、ど、どういう意味でいってるんだ?!

 

 

そんなエピソード用意してないぞ!まずい!!が、間髪いれるのもまずい!!

 

 

ここは、ユニーク=唯一ってことで解釈して答えよう。。。

 

 

ありけん:「仕事の話で、・・・という経験をしました」


落ち着きさん
:「わかりました。それでは、話を変えて、・・・」

 

 

え?!もう終わり??あんまりだった?今のエピソード・・・

 

 

落ち着きさん:「経営者と経営コンサルタントの違いって何だと思いますか?」

 

 

これは聞いたことある問いだが、そのまま答えていいのか?落ち着きさんは何が聞きたいのだろうか?・・・迷っていても仕方ない!

 

 

ありけん:「経営者は、自社の課題に取り組み、事業を推進する、一方経営コンサルは、クライアントの課題に取り組む点は異なるかと・・・」


落ち着きさん
:「・・・」

 

 

な、なに?以上なんですけど??

 

 

ほ、他には?ってこと??

 

 

落ち着きさん:「ではケースやりましょう。」

 

 

フィードバックすくなめ~~~~!!

 

 

そういうの、不安になるよ、まじで・・・

 

 

ありけん:「はい、お願いします」


落ち着きさん
:「では、イメージしやすいと思うので小売業の・・・についてやりましょう。・・・・(ケース概況説明)・・・・X社とY社の違いはどういうところにあるでしょうか?」


ありけん
:「X社は薄利多売、Y社はニッチということで、品揃えから、顧客まで大きく異なるため、サプライチェーンは似ていますが、バリューチェーンに違いがあると思います」


落ち着きさん
:「では、X社は、薄利多売に、Y社のニッチを取り込むことはできないでしょうか?」


ありけん
:「ニッチ商品の調達という面で・・・権利関係や、売買契約を・・・崩すのは困難。X社は、ニッチ商品を全店舗に準備することは・・・」


落ち着きさん
:「別に全店舗じゃなくても?」


ありけん
:「それではスケールメリットが・・・」


落ち着きさん
:「他の観点は?」


ありけん
:「サービス面で、従来の対応が使えないということが考えられます。というのはX社は薄利多売であり、・・・。一方Y社の商品は、店員やスタッフが懇切丁寧に・・・そういった対応が、従業員の教育、人件費などコスト構造から、取れない・・・」


落ち着きさん
:「では、セカンドブランドでやるのは?」


ありけん
:「ありうると思いますが、経営は切り離した方が・・・」


落ち着きさん
:「確かに、ビジネススタイルを変えるのは並大抵のことではないから・・・。私の聞きたいことは以上です。」

 

三次面接では想いをぶつけることも有効

三次面接では想いをぶつけることも有効

 

落ち着きさん:「ケースは以上になりますが、何か聞きたいこと、ありますか?」

 

 

き、きたな!逆質問!!

 

 

今回はフィードバックも少なかったし、二人いるし、この落ち着きから、時間にも余裕あるだろうから、想いをぶつけてみよう。。。

 

 

ありけん:「わたしは、2つの理由で、御社しかないと考えています。・・・とくに、1つめの”ひと”に関しては、一次、二次で面接官のかたと・・・片鱗とは思いますが、一緒に働きたいと思えました。そして、もう一つは・・・。このわたしの想いについて、コメント頂けますか?」

 

 

よし、よく言った、ありけん!!

 

 

さぁ、なんて返してくる?!落ち着きさん!!

 

 

落ち着きさん:「うちに興味を持ってくれるのは嬉しいです。実は、経営者とコンサルの違いのくだりで、「違うな」って思って聞いていました。」

 

 

え~~~~~!!!???

 

 

カミングアウト~~~~!

 

 

冷や汗まっくす!

 

 

ありけん:「それはどういった点でしょうか」


落ち着きさん
:「もちろん、クライアントのことを心底考えるのは合っていますが、私は少なくとも、自社のために仕事しています。プライドをもって。」

 

 

・・・!!!

 

 

た、たしかに、落ち着きさんの言う通りだ!!

 

 

戦略コンサルに入社し、自社に誇りをもって仕事している人にとって、クライアントのために働くっていうのは、ちょっと横暴な意見だった・・・

 

 

やばい!!やばいぞ!!!

 

 

落ち着きさん:「もう少し、戦略コンサルで働くことを考え、イメージしてみてください」


ありけん
:「(・・・・・)はい、ありがとうございます」

 

 

ち~~~ん。

 

 

やらかしてしまった、完全にやらかしてしまったぞ。

 

 

いままでの面接を通して、「具体をイメージできていない」と散々言われていたのに、よりによって、戦略コンサルで働くことをイメージできていないと、指摘されるとは!!!!

 

 

イメージ力、なさすぎ?

 

 

どうした、ありけんの右脳!!!

 

 

右脳、あるのか?!

 

 

振り返れば、図工とか、ず~~っと苦手だった。

 

 

いまにはじまったことではないにしろ、放置しすぎだ。

 

 

ーーー

 

 

後悔をかかえ、右脳を鍛えることを決心した、夜となった。

 

 

ポイントと次回予告

 

一般的に、一次、二次面接では、基礎力確認や、魅力の掘り出しが行われ、三次面接以降では、意欲などの想いの部分が強く問われていく傾向にあります。

 

 

この場合、最後に時間的余裕があると判断し、想いをぶつけることで、面接官の「思っていたこと」を引き出すことができました。

 

 

内容がネガティブ寄りだったのですが、面接官の思っていたことを引き出せたことは、プラスであることに間違いないでしょう。

 

 

ありけん
ありけん

今回のポイントは、想いをぶつけ、面接官の想いを引き出す、ということ

 
 
◇転職先で働くということの具体的イメージを持て!!

◇面接官を最大限にリスペクトしろ!!

◇想いをぶつけ意欲を見せるとともに、面接官の想いも引き出せ!!

 

 

次回は、第三志望C社、第五志望E社の面接編です!!

 

 

ありけん

 

 

続きはこちら⇒⇒面接の鉄則とメンタルの保ち方

 

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