
サラリーマンとして、個人事業主にもなるとどんなメリットあるの?
デメリットもあるんじゃないの??
個人事業主になるって少し抵抗がある人もいますよね。一方で、これからは「個」の時代となり、会社に頼らず自分自身で収入を得ていくスキル(個人事業として展開するスキル)が必要になってきます。いや、既になっていると言えるでしょう。
しかし、個人事業として収入を得ていくには、相当の努力も必要です。採用されて、お店や会社から給料・アルバイト代をもらうこと以外、経験なし!!という人がどれだけ多いことか!!ちょっと前の自分もそうだったのですが、今でも周囲を見渡すとかわいそうなくらい多い・・・
おそらくこの記事を見られている方は、危機感を持っていて、
「今のままではまずい」
「コロナ禍の影響でどんどん倒産していく。何かしなくては!」
「新たな収入源を確保したい」
「クビになっても生きていけますけど?って言ってやりたい」
とか、「個」のレベルアップの必要性を感じられている方がほとんどと思います。
そう思ったことだけでも、周囲の人々から、抜け出しているし、行動に移しているので、素晴らしいことです。個のレベルアップは、行動した分だけ蓄積され、新たな収入を生んでいくので、早ければ早いほど、大成していくものですよね。
その背中を押すことの一つの選択肢として、開業届を出して、個人事業主になってしまおうという、形から入ることを紹介しました。
↓

本投稿では、実際に、「副業として」個人事業主になるデメリットやリスクを知ったうえでの、メリットを書いていきますね。
個人事業主として開業するデメリットはなし?【サラリーマンの副業】
まずは、デメリットからです。メリットだけでなく、デメリットを知ることは多面的な思考を生むので、しっかりと見ていきます。
といっても、デメリットはないんですよね。。。
あえて挙げるとするなら、これです。
これだけ。
面倒なのは、複式簿記という記帳をしなくてはならず、保管義務も生じてきます。
保管とか、管理に関しては、サラリーマンは得意な方(会社で散々やっていることと思います・・)と思いますが、複式簿記は・・・という人が多いかと思います。
最初はよくわからんって感じかもしれませんが、サラリーマンとしての必須スキルとでもいうべき、「簿記」を学べるとも捉えられるので、これを機に勉強し、資格まで取ってしまうという、一石三鳥くらいの気持ちで取り組むといいかもしれません。
慣れれば、苦でも何でもないし、今は、会計ソフトも揃っていて、簡単な記入で、青色申告書までできてしまうほどなので、ほんとにデメリットか?っていうと、、、
少なからず手間がかかるところは、デメリットになる、くらいでしょうか。
個人事業主として開業する2つのリスク【サラリーマンの副業】
リスクをヘッジして、大波に乗りたい!!ところ!!ですね。
デメリットはないものの、リスクはあります。それがこの2つ。
◇ 事業認定されない
それぞれ、詳しく見ていきます。
副業の制限を受ける 【個人事業主になる時のリスク】
多くの企業が副業を認め始めている中、未だに、副業を禁止したり、制限したりする企業も相当数あります。そんな企業に属している場合は、やはり注意が必要です。
本業でベース収入を担保した上で、副業として頑張っていきたいところを本業側のベース収入が担保できなくなってしまうようでは、本来の目的ともずれてしまうので、しっかり確認すべきところは確認しておくべきです。こんな観点とか
↓
◇ 副業そのものを禁止されていないか
⇒よくあるケースとしては、雇用契約を二重で結ぶのは禁止だが、その他は規制していない
⇒この場合、副業の事業形態に注意しつつ、本業の人事に確認することも一手です。
◇ 副業により本業へ損害を与えることはないか
⇒これはダメですよね。こんなの本業側が認めるはずがありません。
⇒秘密情報漏洩違反とか、競業避止義務違反とか、絶対やめてください。
⇒個人スキルで勝負です!!
事業認定されない 【個人事業主になる時のリスク】
個人事業主になったからといって、副業の収入が少なかった(年間20万が目安)り、副業に時間をさいていなかったり、事業の基本要件である「反復・継続・独立」を満たしていなかったり、となると、事業認定されずに、「雑所得」となってしまいます。
雑所得扱いでは、メリットが半減していまいます・・・
そのため、なんとしても事業として認定されるよう、しっかりと行動していく必要があるのです。
背中押し(押され)効果ですね!!
個人事業主として開業する3つのメリット【サラリーマンの副業】
デメリット(実質はなし!)、2つのリスクを知った上で、いよいよメリットです。
大きく分けて3つになります。
それがこれ ↓
★ 与信力の向上
★ 意識改革!
これらも詳しく見ていきます。
キャッシュフロー(収入)の良化 【個人事業主のメリット】
なんといっても、これがメリットですよね。
個人で稼ぐ力を身に着けて、顧客を開拓し、顧客から仕事をもらい、収益化し、それを継続・発展させていく
本業 + 副業によって、キャッシュフローはみるみるうちによくなっていって、気づいたら・・・という金額にまで達しているかもしれません!!!
副業としての個人事業主の本来のメリットなので、存分にメリットを享受していきたいところです。
また一般的に言われる点についても、触れておきます。
それが、「節税」です。
節税は、個人事業主のメリットというより副産物としてとらえる
表題の通りですが、節税を全面的に狙っていくということは避けるべき考えです。
上述の通り、本来、副業によって、自ら稼ぐ力を身に着け、第二、第三の収入源を作っていくことが目的です。
節税を目的とするのは、そもそもお門違いですが、メリットとは言えなくもないので、副産物として、捉える程度をおすすめします。
具体的には、2つの点で節税効果があります。
◇ 経費計上範囲の拡大と控除
1つ目の、赤字の場合の損益通算ですが、本業の給料と合算して、所得を下げ、支払税額を下げることが可能です。ただし、これを狙うのは、本来の趣旨から外れまくりですので、「もし赤字になってしまった場合は仕方なく」確定申告のこの損益通算により節税が可能という具合に、承知しておきましょう。
2つ目の経費計上範囲の拡大と控除ですが、事業に必要な経費(家賃などを家事按分とかして)に関しては、経費計上が認められるため、支払税額の削減が可能になりますし、確定申告時に、きっちり複式簿記での帳簿付け、青色申告を行うことで、最大で65万円の所得控除がみとめられ、節税効果が得られます。
これもメリットというより、しっかりした会計管理・確定申告による副産物と捉えておいた方がよいです。この所得控除が目的となってしまってはいけません。
やるべきことをちゃんとやって、払うべきものはちゃんと払って、結果、副産物として、税金的優遇を少し受けられるというくらいに捉えておくと、本来の趣旨である、「個人で稼ぐ力を身に着けて、顧客を開拓し、顧客から仕事をもらい、収益化し、それを継続・発展させていく」ことに注力できますしね!
与信力の向上 【個人事業主のメリット】
個人事業主となると、「屋号」を名乗ることができます。会社名みたいなもんですね。
そんなの重要じゃないよ~って人もいるかもですが、名乗った屋号として、しっかり経済活動しているということを評価してくれる企業や個人事業主の方がいるのも事実です。
事実、屋号で、銀行口座を開設することができるので、取引時の口座指定にも使えるため、個人名として、取引するより、社会的信用度は上がってきます。
意識改革! 【個人事業主のメリット】
そして最後は、自身の意識面におけるメリットです。
個人事業主になれば、「本気で稼ぐぞ!」という意識が芽生えます。
その意識こそが重要であって、
「副業だし、本業の給料があるので、別に稼げなくても・・・」
という逃げを少しだけおさえる効果があるのです!
どうしても、副業というと、怠けてしまい、努力の「継続」性を失いがちなところ、個人事業主であるということから確定申告をしなくてはいけないし、継続パワーを得られます!
まとめ
個人事業主になるメリットとしては、
★キャッシュフローの良化
★与信力の向上
★意識改革
あたりがあげられますが、デメリットはほぼないため、リスクのみヘッジして、メリットを享受したいですね。
節税については、あくまでもおまけ程度に考えておいて、「個」の時代に必要な、会社に頼らず自分自身で収入を得ていくスキル(個人事業として展開するスキル)を磨きまくることに時間を費やしていきたいところです!
ありけん
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