サラリーマンだったり、フリーランスだったり、色んな働き方もあるし、働く業界によっても、リスクやリターンは違ってくるよね?これからを考えるとどうしていくのがいいだろ?!
労働、働き方が多様化していて、業界によってもコロナ禍影響の明暗が出てきている中、働く側にとってもリスクヘッジをしていこうという話で、労働ポートフォリオを考えてみます。
ポートフォリオの要素は、金融資産のポートフォリオ運用とか、事業ポートフォリオとかと基本変わりませんが、どういう視点で考えていくべきかを整理しました。
本投稿では、労働ポートフォリオにおける、リスクとリターンについて考えていこうと思います。
働き方によるリスクとリターン【労働ポートフォリオ】
労働ポートフォリオの視点のおさらいですが、
といったところで、
リソース : 自分の時間、体力
この先 : 外部環境変化、内部環境変化
リスク : 労働対価が減少すること
配分先 : 雇用、起業/開業、投資管理、スキル磨き
リターン : 労働対価(収入、メンタル安定、5大欲求等)
でした。
ではでは、まず、リスクについて。
労働におけるリスクって?
リスク=労働対価の減少 とすると、見るべきは、労働対価のボラティリティ、つまり、収入変動の大きさになりますね。
収入変動の大きさって、結局のところ需要と供給のバランスによるので、外部環境の変化、内部環境の変化によっての影響になります。特に今回のコロナ禍を受けてどのような変化が、どのような属性で顕著だったのかを、見ていくと傾向がわかるなと思っていたところ、こんなデータが。
属性別の収入変動統計です。本投稿にはとても有用なデータなので、引用しますが、(長期的な)収入変動の大きさを見る時、低下・低迷の項目に着目することで、こんなことが言えるとのこと。
変動が大きいのは、
◇ 雇用形態として、パート・アルバイト、派遣労働者
◇ 業界として、「運輸業」、「飲食店、宿泊業」、「サービス業」
◇ 職業として、「サービス職」、「生産技能職」、「輸送・機械運転職」
とのこと。
これらは、我々が普段接するニュースや情報を見る限り、受け入れられる結果ですよね。
ということで、リスクについては、この低下・低迷のポイントで測っていきます!
次に、リターンです!
労働のリターンは!?
労働のリターンというと、真っ先にお金(収入)を考えてしまいがちですが、今回のコロナ禍で露呈したのが、「居場所」「精神的安定」などがあげられますよね。
一人で、家で、永遠に仕事する・・・って結構きつい人もいます。
とはいえ、これらを図る統計的なデータというのは、なかなかとりにくいし、作ったとしても信用度が低くなりがちです。
なので定量リターンとしては、属性別の平均賃金を取り、その後、定性評価も行うといったイメージでしょうか。
属性別の平均賃金は、色々なところで統計が取られていますが、まぁ、総務省のデータが最も良さそうです、国が取得したデータなので。
まとめ
これらのデータをまとめていよいよポートフォリオのもととなるデータができるのですが、そこに追加していく必要があるものもありますね。
例えば、「投資」とか。投資自体は、総務省の他の労働とともに統計に出てこないのですが、デイトレーダー等、がっつり投資管理に時間使ってますし、労働と言えるでしょう!あとは、「Youtuber」や「ブロガー/アフィリエイター」などのコンテンツビジネス系も明確に表れてこないですよね。
基本企業勤めのひとを統計対象にしがちなので、仕方ないかもしれませんが、働く側としては、選択肢なので、加えていこうと思います。
次回は、ポートフォリオ元データの作成について!
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