転職活動してても、面接になかなか合格しない・・・
転職の面接って、いい流れでないとなかなか通過しませんが、そんな時、一助になる技は、「ポジティブシンキングスキル」「知識くすぐり」!!
本記事では、転職における面接の実体験を通じて、
★競争優位性を出しながら相手の知識をくすぐること
の効果について、書いていきますね。
今回の投稿では、第五志望のE社の面接編をベースにお届けします!
転職面接の一助に!ポジティブシンキングこそ重要なスキル
輝きさんに言われていてとはいえ、筆記試験に爆死し、心の傷が癒えきらないうちに、第五志望であるE社の面接当日を迎えた。
第五志望といえど、筆記試験で実質3連敗を喫した今、ひとつでも多く現在進行形のファームがほしいところ。
前記事までに、アウトプットの量は、エージェント担当である輝きさんのしごきにより、そこそこ蓄積してきた。ただ、やはりインプットの幅の少なさは否めない。そして、一朝一夕でできるものでもない。
もはやそこは割り切るしかない。
そして、E社に到着。面接試験までの時間、あと1時間。早すぎじゃね?到着w
大事なイベント時には、早めに到着すべきっていう素晴らしくリスクヘッジされた考え方をまとっていたのだったが、イベント開始までの時間が長ければ長いほど、緊張する時間も増えてしまうのがデメリットだ。
とりあえず近くのスタバに入り、激混みになえながらも、かろうじて、テラス席があいていたので、確保。
第一志望のA社以外では、最初の面接になるため、入念にシミュレーションを行う。おそらくこの時、志望動機や職歴に関しては、何を聞かれても、うまく返せていただろうというくらい、QA対策は完璧だと自負していた。
しかし、ケース、フェルミ、あたりはまだまだ。
それもそのはず、まだ転職活動を始めて1カ月そこそこだ。そして、フェルミなんてのは最近聞いたフレーズでもある。
付け焼刃的なやり方で対応可能なんだろうかと考えてしまうとドツボにはまる恐れしかないので、前向きに、ポジティブにやりすごすことにしていた。
このポジティブシンキングは、おそらく人生の中でも大切な考え方で、ありけんの特技でもある。
そうこうしていると、面接時間の10分ほど前に。
日本企業で鍛錬された、待ち合わせ時間の5分前到着というパンクチュアル精神のもと、受付を済まし、会議室へ。
すると事務スタッフがきて、一言。
「最初に、1時間ほど筆記をしてもらって、その後、面接1時間という形で進めてもよろしいですか?」
・・・
な~~~~に~~~~~?!(やっちまったな~~~~)
・・・
か、輝きさん、聞いてないっすよ!?筆記??面接だけじゃないの??
そ、そうか、もしかしたら、筆記試験、3連敗の傷心で、”筆記試験”という言葉が左から右耳へ抜けていってしまったのか。
輝きさんが伝えてくれないなんてことはないし、いまさら、聞いてませんとかいって、あがいたって、意味はない。
ここは受け入れる以外の選択肢はないのだ。
ありけん:「はい、お願いします。」
いい子!以外の何者でもないくらい表面的対応を取り、試験に突入することに。
曲りなり、いや、曲がってしかないが、筆記試験を3つも受けてきたのだ、今こそその経験を活かす時だ!
スタート!
ーーー
ふむふむ。
すらすら・・・さらさら・・・ん~・・・
・・・
・・・
ーーー
「はい、それでは終了です、続いて、面接に入りますので、しばらくお待ち頂けますか?」
・・・
ん~手応え、普通!!
GMATを軟化させたようなもので、7割くらいできてんのかな~っといった感じ。
あんまり経験活きていない・・・
・・・
しかし!!!
面接の機会が与えられていることに、違いはない!
面接であれば、爪痕を残すことは可能だ!
どんなに筆記試験がひどくても、面接で「こいついいな!!」って思わせれば、きっと筆記試験が免除的扱いをうけることができるはず!
この考え方をポジティブシンキングといい、精神維持、やる気向上に重要なんで、身に着けてくださ~いw
そして、面接が始まった。
戦略コンサルファームにおける技術者の価値/競争優位性
コンコン。
ありけん:「はい」
xxx:「こんにちは、面接を担当します、〇〇です」
ありけん:「お忙しい中・・・・」
つ、ついに始まったが、A社(第一志望)よりも、あたりが柔らかいし、超絶イケメンというわけではない。
しかし、なんだこの、威圧感。
清潔感があり、丁寧な言葉、そして、何よりも特徴的なのは、その目だ!!!
鋭すぎる!!!鋭すぎて、こっちの心が、ざっくざくに切られそうだ!
いや、見た目で判断するな、きっとコンサル案件を数こなし、百戦錬磨で築かれた経験が目に表れているのだろう・・・いやいやいや、それもダメだ、とにかく、冷静に接するのだ。今回は敬意を表し、切れ目さんと呼ぼう。
切れ目さん:「それでは、早速始めます。え~と、ありけんさんはすでにA社を受けて進んでいるんですね」
ありけん:「はい、次は三次面接になります」
切れ目さん:「では、ケースも慣れていると思いますので、ちょっと違う感じで進めますか。」
やめて~~~!慣れてないし!!だって、まだ三回目だし!!
違う感じって何よ!?
切れ目さん:「まず、志望動機と職歴を・・・」
よ、容赦ない。
ありけん:「志望動機は・・・。職歴は・・・。」
切れ目さん:「いいですね、技術者ってコンサルでも重宝されるんですよ、うちも相当多いです」
ありけん:「そ、そうなんですね!(脈ありか!!!?)」
切れ目さん:「基本PDCAができるってのもありますが、クライアントも技術者出身のコンサルっていうと響くんですよね。では、今の仕事について、面白そうだし、もう少し教えてください。もちろん、秘密情報は含めなくてOKです」
ーーー
ありけんはポジティブシンキングを使った!
⇒これは、脈があったと捉えていいだろう、いや、そう確信しよう!
ありけん:「はい。マーケットは、・・・と考えていて、・・・で、商社とパートナリングして、海外の会社で製造する・・・を・・・。」
切れ目さん:「要は、・・・が課題で、・・・しているってことね。もう少し広い目線で質問しますね」
ん?広い目線?って?
これが、違った形のケースライクなものか?!
切れ目さん:「先ほどありけんさんが言ってた、マーケットなんですが、どうやってディテールを取っていますか」
ありけん:「商社と共同し、・・・や・・・の側面から判断しています」
切れ目さん:「それだけですか?他にはありませんか?」
キタ~~~~!!!
「他には?」攻撃!!
だいたい「他には?」か「なぜ?」が繰り返されるが、これらの攻撃は、まじできつい。特に、技術者であったありけんは、技術開発の時、基本的には深掘りがメインなので、他には?に対する試練ができていないのだ。
インプットの幅の足りなさでも感じたが、この他には?っていう質問はありけんには不得意すぎる。
いっそのこと、禁止にしてほしいくらいの質問だ。
ありけん:「実は現状ではその程度しか見れていません。」
切れ目さん:「では、今考えるとどういう観点がありそうですか?」
ありけん:「(い、いま・・・?考えろ、ありけん!!)・・・な点とか、・・・な点などはありうると思います。」
ここはA社の二次面接が活きた!そう、少し視点を変えて答えたのだ。
切れ目さん:「確かに、それらはありえますね。では、どうやって検証しますか?」
い、言ってはみたものの、そこまで深く考えてね~~~・・・
よく、プレゼンでは、頭の中の10%を資料化して、そのうち3%をプレゼンしろって言われるが、頭の中の100%を出してしまった~~。
出し切ってしまうと、質問に対して、答える余地がなくなってしまうのだ・・・
ありけん:「前者では、・・・、後者は、・・・を行うなどPDCAを回していけばデータが集まるのではないでしょうか?」
切れ目さん:「そうですね、後者の・・・は、データ化が難しいと思うけど、どうやって客観化しますか?」
目が鋭いよ、切れ目さん!でも、自分が切れ目さんのクライアントならすごく頼りになりそうだ。
ありけん:「例えば、・・・を数値化して、評価指標を作るといいかもしれません」
切れ目さん:「具体的には?」
ありけん:「ここから導かれる数字は、・・・で、これとこれを組み合わせて、関数式を作る。これにより計算される数字を使うとか、です」
切れ目さん:「なるほど、それは使えそうですね」
理系の強み!!!ここにあり!!!
自分の得意分野に引きずり込み、相手が少しだけ理解できなそうな難しいところを使って、相手の知識的プライドをくすぐる作戦、成功!!!
切れ目さん:「・・・はい、今日はこの辺にしましょう。お疲れさまでした」
ありけん:「お忙しい中、ありがとうございました。」
圧倒的手応えとともに、E社をあとにしたありけん。次は、C社だ。
ポイントと次回予告
過去、例を見ないくらいの手応えを感じたありけんでしたが、面接でのやり取りは、かなり楽しいと感じるようになっていました。
自分よりもレベルが数倍上の相手と、議論し、新たな知見を生み出していく。
これってすごく楽しい!やはり戦略コンサルになりたい!そう強く思うのでした。
今回のポイントは、ポジティブシンキングスキルを使い精神力を高める、競争優位性を活かしたアピールをすることが重要だということ
◇競争優位性を活かし、知識的プライドくすぐり(ほどほどに!)作戦を!
次回は、第三志望、C社の面接編です。
ありけん
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