ワインのテイスティング は、一般的には非常に難しいイメージがあるかと思います。
見たり、嗅いだり、味わって、ぶどう品種や、産地など、わかるものなのか?
って、ぼく自身も思ってました。
ただ、この方法を試していると、不思議と分かるようになってきます!!
・テイスティング試験の概要がわかる
・テイスティングコメントを覚える方法がわかる
・比較飲み、模擬試験など勉強方法がわかる
・二次試験当日の立ち回りがわかる
ただし、ここで「ほぼ独学」って言っているのは、ワインスクールが、実施する一連の「受験対策講座」を受講したわけではなく、スポットで実施する模擬テストを受講したという点にあります。
この模擬テストがいわゆる模擬テストにとどまらず、めちゃくちゃ細かく解説してくれるし、その他のノウハウも教えてくれたので、「ほぼ独学」としましたw
◆お金はかけたくないけど、ワインエキスパート試験に合格したい!
◆いまいちテイスティングの勉強方法がわからん!
という方に、参考になるかと!!
ワインエキスパート 二次試験
ワインエキスパートの二次試験、そうテイスティング 試験です。
要点だけ抽出すると、
- 対象: 白ワイン2種、赤ワイン2種、その他アルコール1種
- 時間: 50分
- 問題: 外観、香り、味などのテイスティングコメント(選択式)
品種、ビンテージ、産地(選択式)、その他アルコールの名称(選択式)
ワインエキスパートの二次試験としては、記述式ではありません。
4種類のワインに対しては、テイスティングコメントを、その他アルコールに関しては、銘柄を答えることになっています。
テイスティングコメントっていっても、まぁ、選択していくだけなので、コメントをゼロから書いていく必要はありません。
神サイト、ワイン受験.comの中に、山崎和夫氏が作成された解答用紙例を貼っておきますね。
要は、選択式です。
しかも!合格率は、50%〜60%ほど!!
高い!!ほかの試験と全然違う!!!
のです。
要は、落とすための試験ではないということ。
頑張れば合格します!
では、具体的に、経験の多くないぼくが、どうやって、一次試験が終わった後の、1ヶ月の猶予期間で、合格まで至ったのか、実際にやったことと、そのエッセンスを整理します。
試験内容は、しっかり把握しておく
まずは、どんな問題が出るのか、どんな選択肢があるのか、など、問題の傾向を知る必要があります。
自分の時は2016年ですので、田崎さんがソムリエ協会会長に就任し、一発目の試験ということで、傾向も変わるかも、という噂が飛び交いましたが、その他アルコールが二種から一種に変更された程度でした。
そして、
一般的には、1本3,000円程度の小売価格で、そこそこの流通量があるものが出ると言われています。
理由は、
品種や生産地の特徴が出やすい価格帯であること、
かなりの数の受験者に対して、30~50mLずつ配るので、相当量を確保する必要があること、
が該当すると考えられています。
特に、後者ですよね。
試験主催者側にも、「予算」があるのでw
高すぎるワインでは、予算が・・・
つまり、3,000円代で、特徴のあるワイン、について、勉強していけばいいということですよね!!
特徴というと、「品種」「産地」「ヴィンテージ」がわかりやすいものととらえればいいと思いますが、ヴィンテージは、まぁ、そこまで重要ではないでしょうw
なので、品種、産地を、メジャーどころから攻めていけばいいということになります。
”落とすための試験”ではないので、特徴ある・基本的なワインを的確に感じ取れるように、試験問題も考えられているというように考えることができますよね!!
テイスティングコメントを覚える
どんな問題が出るか、その傾向や特徴がなんとなくわかったら、
代表的な品種×産地のワインの特徴を頭に入れる必要があります。
ここでも、先述したように、ワイン受験.comが活躍します!
超絶優秀なサイトです!!
二次試験の合格に必要な要素は、ほぼすべてここにありますよ。まじで。
解答用紙例もありますし、このページをそれぞれ印刷して、覚えることをおすすめします!!!
⇒基本の解答パターン
基本は、このサイトの二次試験対策のパートを読みまくって、頭に叩き込みましょう!!
まじで「ネ申」サイトです。
そして、なんとなくテイスティングコメントを頭に入れたら、今度は、”対応させる”必要があります。
対応させるっていうのは、飲んで感じたことと、記述内容とを対応させるということ。
まずは、前述した、4つの品種のワインを手に入れて、コメントと、感覚を合わせるようにしましょう!!
意外とね、「わかる」気がしますよw
どんなワインを買っていいかわからない~~~ってひとは、
◇ワインショップにいって、ソムリエバッチを付けている人に、印刷したテイスティングコメントをみせて、選んでもらうか、
◇ここに書いてあるのを買うか
ですね!!
比較飲みする
続いて、比較飲み!!
なんとなくテイスティングコメントと感覚があうようになると、別のワインでどうか、など、応用編に入っていきます。
そして、この「比較飲み」の工程を踏まないと、合格することは、ちょっと厳しいかもです。
知識を入れるだけの頭でっかちになってしまうので、なかなかワインとコメントを結びつけることが難しくなってしまいます。
自分の場合、友人や【アカデミー・デュ・ヴァン】
そういった仲間に、
「一人一本、試験に出そうなワインを持ってきて、品種・産地・ヴィンテージをあてっこしよう」といったような勉強会を2回やりました!!
このような比較飲みを誰かと一緒にやるということが重要となってきます。
もちろん、その誰かは”有資格者”である方が望ましいです。
一人でやってても、正直ラチがあきません。よくわからなくなってきます。
そんな仲間いね~って人は、お店によっては、試験用に、飲み比べセットがメニューにあったり、勇気を出してワインバーにいって、マスターに事情を話して、問題を出してもらったり・・・という活動も必要です!!
一番いいのは、無料講座で仲間を募ることだと思います。
自分はこの工程を踏んで、仲間ともさらに仲良くなったし、何より、わかるようになって、自信もつきました!!!
無料なので、ぜひ、チャレンジしてみてください!【アカデミー・デュ・ヴァン】 はおすすめですね、受験対策にも、ワイン仲間づくりにも。
そして、少しだけ積極的に先生や、周りと絡んでみてくださいね!!
無料講座申し込みはこちら⇒⇒【アカデミー・デュ・ヴァン】
模擬試験を受ける
ここまで来たら、だいぶわかるようになってきています。
比較飲みしながら、テイスティングコメントと対応させることもだいぶ慣れてくるものです。
ただ、やっかいなのは、”その他の酒類”の問題です。
これはわからなければ、本当にわかりません・・・
自分が受験した時は、”泡盛”だったので、正直会場に入った瞬間にわかりましたw
そういうラッキーもありましたが、マニアックな問題もあったりします。
そこで、お勧めするのは、模擬試験を受けることです。
各ワインスクールが、1回5,000円くらいでスポットで模擬試験を実施しています!
ここで、その他の酒類に関しても、しっかり教えてくれるスクールもあります!
自分も前述したように、【アカデミー・デュ・ヴァン】
かなり丁寧に説明してくれて、わかりやすかったのと、ワインに関しては、自分のテイスティングコメントの方向性がほとんどあっていたことに、自信も持てました。
独学の方は、一回は、受けた方がいいでしょう!!
いよいよ本番!二次試験当日
あっという間に、二次試験に!
自分の時は、雅叙園で実施されました。
結構な人数が集まったと思います。
かなり緊張感もありましたが、多くの方は、スクール生だったのでしょうか、仲間と話している方が多かったです。
独学の方は基本無視ですが、無料講座を受講されていたり、模擬試験をうけられたかたは、知っている方がいるかもしれません。気分を落ち着かせるためにも、話せるひとがいるといいですよね!
さて、試験会場は、数十人に一間という感じで割り当てられており、開始直前まで部屋に入ることはできません。おそらく、ワインの準備をしているものと考えられます。
会場がオープンすると、横長の机には、ワインが並べてあります。
会場に入った瞬間に、特徴的なにおいがw
そう、泡盛です。
ラッキーでしたw
自分の席を見つけ、着席し、外観をチェックw
白は1種類目が少し黄金色がかっていて、2種類目は淡いものの微発砲、赤は2種類とも濃いめの赤。その他は透明。その他、確定w
ワインの4種は、ちょっとやっかいだなっていうのが最初の印象。
試験開始の合図とともに、問題にとりかかります。
白ワインの1種類目
黄金色がかっているし、見た目、暖かめの国のシャルドネだろうと予想も、まず外観で、さらっとしていることに加え、香りがなんとなくぺトロールがあるな。。。と。
そして味わいも酸が強めだったので、リースリングだろうと。
ただ、国はまーったくわからず。。豊かな感じはしなかったので、ドイツにしようかと思ったら選択肢にないし。。。ニュージーにしましたよ・・・勘です。
白ワインの2種類目
微発砲ですよ。。。やばいと思いましたね。
正直微発砲の白ワインはほとんど飲んできませんでした。
それでも、セオリー通り、外観から、香り、味わいという風にテイスティングしていきましたが、絞り切れず・・・
ただ、味わいで、酸も強くなかったし、苦味もなし、わりとまろやかな感じもしたので、シャルドネかなと。
太陽サンサンな感じではないので、フランスのシャルドネだろうということにしました。
赤ワインの1種類目
選択肢見てびっくりしました。外観から、どちらかがカベルネソーヴィニヨンで、どちらかがシラーだろうと思っていたのですが、なんと!カベルベソーヴィニヨンが選択肢にないではありませんか。
たぶん、同じようにとまどった受験生は多かったのではないでしょうか。
そこで考えました。品種を当てるゲームのようなものにとらえられるのではなく、しっかりとワインの特徴を答えさせるようなものなんだろうと。
※ここ大事!!
ということで、外観、香り、味わいは、かなり丁寧にコメントを絞っていきました。
よく熟した甘めの香りから、アメリカのジンファンデルだと思いましたが、色が違う。
そして、飲むと、フィネスもあったので、シラーズだと思いました。
ということで、オーストラリアのシラーズを選択。
赤ワインの2種類目
これがわかりませんでした。
香りもそこまで特徴的ではなく、味わいもぼやけていましたので、よくわからず・・・
消去法で、選択肢を消すしかありませんでしたが、
マルベックか、テンプラリーニョか、シラーかの三択でした。
マルベックならもう少し濃い色になるだろうし、シラーは1問目で使ったから、
テンプラリーニョにしとくか、といった感じで、選びましたw
銘柄発表
銘柄は、その日の夕方頃に、こんな感じで発表されます。
品種名、産地、ヴィンテージの配点は高いと言われています。
品種名:4/4正解
産地 :2/4正解
ヴィンテージ:1/4正解
ということで、配点がどうなっているかもわかりませんので、合格しているかどうか、相当不安でした・・・
が、無事合格していました。
合格率は、1~2次試験までトータルで38%だったようです。
まとめ
いかがだったでしょうか。おそらく、合格率は、他の試験と比べても高いので、
なんとかなると思われる方も多いと思います。
そう、なんとかなるものです!!
ワインエキスパートを取得したからといっても、ワインを知っているなんておこがましくて言えない状況ですが、取得してからの方が、そのように身に染みて感じることができます!
ただ、やはりメリットは大きいです!
ワイン仲間ができるし、ソムリエの人と詳しい話ができるようになるし、
ただの飲み会も色づくし、いいことがたくさん待っていることでしょう!!
一目置かれるサラリーマンになるためにも、ぜひ取得を目指されてはいかがでしょうか。世界が広がります!!広がってます!!!
ありけん
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