社会人が独学で中小企業診断士、取得できる?
って、いう疑問にこたえていきます。
結論から言えば、「取得できます」!!!
実際に、ありけんは、社会人として、海外出張、比較的激務をこなしながら、中小企業診断士の一次試験、二次試験に合格しました。
本記事では、独学で勉強する時の、注意点を書こうと思います。
◆ 効率的で、的を得た勉強方法を取り入れる
◆ メンタル・意欲を保つ
独学で中小企業診断士を目指されている、
勉強疲れで気分転換したい、
いまいちうまく勉強が進まない、
といった方々に読んでもらいたいです☆
社会人が独学で中小企業診断士を取得するポイント
前述したように、留意すべきポイントは大きく3つかと!
- 勉強時間をうまく作る
- 効率的で、的を得た勉強方法を取り入れる
- メンタル・意欲を保つ
受験する人によって、これら事情はそれぞれ異なってきます。
1の勉強時間については、一般的に中小企業診断士の勉強時間は、「1,000時間」
というように言われていますが、自分が勉強にあてられた時間は、一次試験で3カ月(200時間ほど)、二次試験で1カ月半(80時間ほど)と少ない時間で合格できています。
これには理由があります。
受験時の「バックグラウンド」です。
1. 勉強時間をうまく作る
バックグラウンドによって、勉強時間は変わってくるのは間違いありません。
自分は、勉強時間が取れない、一次試験の3カ月前からの勉強スタートということもあり、一次試験は2年間でなんとかしたいと考えていました。
令和元年 の一次試験は合格率が30%を超えていることもあり、難易度的にも低めで、運がよかったのも、短期合格の一因と言えますが、コンサルファームにいたことから、一次試験さえ通れば、二次試験はなんとかなるかなと考えていました。
”勉強時間”について、具体的に、”何時間”勉強すればよいか、という目安を作るのは簡単ではありませんし、意味はありませんが、一つの目安として、ざっくりこの単語を人に説明できるレベルであれば、このくらい勉強時間をとった方が良さそうという”主観的な”ものをあげておきます。ご参考までに。
① 100~300時間レベル
固定長期適合率、ポートフォリオ、CRM、税効果、フィッシャー方程式、民事再生
② 300~600時間レベル
直接原価計算、アンゾフの成長ベクトル、CAPM、経験値曲線、不正競争防止法
③ 600~1,000時間レベル
コーポレートガバナンス、ケイパビリティ、標準作業時間、市場均衡、特別決議、特許
④ 1,000時間~レベル
上記単語を説明できないと、基礎単語の勉強・理解から始まるので、1,000時間以上必要そう
ありけんは、製造業の研究・事業開発に従事しており、外資系の戦略コンサルでの知識蓄積があったものの、経営情報システムや経済学、街づくりなどのマニアック部分は全くで、①と②の間くらいのイメージです。
まぁ、単語の理解度で測れるかは賛否があるとは思いますので、参考までに。
いずれにしても、これらの勉強時間を作っていかないといけません。
特に、サラリーマンやってると、往復の満員電車通勤とか、ムダな業務とか、飲み会とか・・・でかなり疲弊します。。。
疲弊後に、勉強しても、あまり集中できないし、頭に入りません。
そこで!!ぼく自身は、
・フレックスでずらし通勤
・飲み会は楽しそうなものだけ参加(リフレッシュ重要!)
・ムダな業務は断る!
・1時間だけ早く起きる
ことをしました!!
最後の、1時間だけ早く起きるのは、かなり有効ですよね。そこまで辛いものでもないですし!慣れちゃえば!!
そして、特に、二次試験までの間は、出張が多くなりすぎて、なかなか勉強時間を工面することが難しかったので、
・SNS/スマホゲーを封印
・ブログも書かない
ことで、捻出しました。。。きちんと集中して取り組まないと!ですね。
2. 効率的で、的を得た勉強方法を取り入れる
サラリーマンやご家族のいらっしゃる方にとっては、1の勉強時間を確保して、いかに効率よく勉強していくかが大事になってきます。
仕事も家庭も犠牲にしてまで取るべき資格か?というと、独占業務がない以上、ポジティブな意見が多くない気もします。
どうすれば、効率的に、かつ、的を得た勉強方法を取り入れることができるでしょうか。
二次試験は、経営知識×国語力+ファイナンス知識、
がメインとなるので、一次試験は、
過去問を徹底的にこなしつつ、出てきた問題を自分の言葉で説明できるほどに理解する、ことが重要です。
また、二次試験は、
与件を読み、経営コンサルとして提案できるほどの戦略立案と立案した戦略に則り、問題を端的に解答する文章能力を培う、ことが重要かと思います。
これらの具体的な方法に関しては、こちらでまとめています。
相当なボリュームになってるし、その分本気度を上げて書いているので、有料にしてます。なので、少しでも自分の考えや、やり方がある場合は、参考にしなくてOKです!
3. メンタル・意欲をたもつ
最後に重要なのは、これですね。
独学で勉強する上で最も重要かもしれません。
仕事の忙しさ、お酒や遊びなどの誘惑、楽を求める自らの中の怠慢さなどなど、勉強を阻害するものはありすぎるほどにあります。
これらをはねのけて、苦しい勉強、つらい時間に耐えるメンタルが必要です。
なんでそんなつらい思いして、取得しなくてはならないの?取得して何になるの?
と問われた時、完全にはねのけられる解答が用意できていないと、心が折れそうになります。。
中小企業診断士 を取得しようと思ったそのモチベーションは、人それぞれかもしれませんが、
「仕事で役立ちそうだから」レベルでは誘惑に負ける可能性もあります・・・
(コンサル経験上、中小企業診断士の資格取得に関する勉強は、あくまでも基礎知識であり、仕事や経営コンサルをする上では、違った脳みそ・技を使います)
ということで、メンタル・意欲を保つには、
「何を言われても気にしないこと」
「定期的にリフレッシュすること」
が重要ですね、ぼくもそうしてました!
独学に勉強仲間はいらない
ここで気をつけたいのは、独学の勉強に(というか個人的にはスクールに通ったとしても)、勉強仲間はいらないということです。
理由は、以下。
(参考にすべきでない情報が多い)
必要なのは、”合格者の知り合い”と”合格同期”です。
合格者の知り合いは、ご想像の通り、実績にもとづくアドバイスをしてくれるので、大変に参考になると思います。もちろん、ネット情報やtwitterなどSNSでもかまわないと思いますが、探したり、見たり、欲しい情報を得られるまでの時間がかかりすぎるので、リアル知り合いを作るのがベストです。
合格同期は、会社の同期と同じように、境遇を一緒にし、同じ苦労を体験しながら、合格という一つのゴールを同時期に体験しているので、(性格が合えば)一生の友人・仲間となることでしょう。
※実際の中小企業診断士の先輩2名の方もおっしゃっておりました。
まとめ
独学は、勉強方法を見つけ出す必要はありますが、他人につられることもなく、マイペースで勉強できるメリットもあるので、決して悪い方法ではありません。
一方、メンタル・意欲は保つ必要があるので、定期的にリフレッシュしていきましょ~!!!
ありけん
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