誰にでもある優位性をビジネスに【社会人の事業計画書】

キャリアモデル

事業する上では、優位性が必須っていうけど、ないんですけど?
優位性がないとビジネスできない?

 

 

事業計画を作る上で、優位性は必須と言われますが、自信満々に優位性ある!!○○が優位性だ!!って言いきれないことも多いですよね。

 

 

本記事では、優位性の誤った解釈を払拭して、具体例をあげて、優位性の設定について、書いていきますね。

 

 

具体例は、「Aさんの人生の事業計画」を取り上げます。

 

■ Aさん自身の事業計画概要

幸せだという思いを大切にして、
30歳までに結婚、35歳くらいに5,000万の家を買って60歳までにローン完済、そして、老後も年収500万円を得て、月1回家族で2万円くらいの外食、小遣いとして3万円は使えるお金に困らない暮らしを実現したい。
そのために、
(今決まった相手がいないなら)超積極的に婚活し、サラリーマンを続けながら副業して返済を速めて、59歳で起業し1年の立上期間を経て60歳から年収500万円を得ていく。家計のやりくりは、複式簿記で今からしっかり行う。
 
 
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誰にでもある優位性をビジネスに【優位性とは】

誰にでもある優位性をビジネスに【優位性とは】

 

優位性とは、その言葉通り、他のものと比較した際に、そのものよりも優れている部分や性質があること。

 

 

事業計画の場合、優位性がないと、競合との差別化や、戦略への落とし込みがしにくくなってきてしまいます。

 

 

企業の場合は、事業計画をつくるうえで、これがないとうまくいきません。最初はうまくいったとしても、継続しません。

 

 

非常に大切な要素となります。

 

 

優位性は、事業計画において、その手段や方法である「how」を実行しやすくし、「what」を達成する確度をあげ、実現性を高めてくれます。

 

「how」を進めていくと、壁にぶつかったり邪魔が入ったり障壁が出現しますが、
この優位性のおかげで、それらは緩和されるのです。

結果、「what」を達成しやすくなるということですね。

 

 

この優位性がない計画だと、「絵に描いた餅」ってよく言われちゃいますw

 

 

この優位性は、顧客から必要とされ続ける、
「信頼のもと」にもなっています。

 

 

企業の例でいえば、こんなところでしょうか。

 

■ユニクロ
 - 企画~販売の垂直統合型モデルによる高品質・低価格製品
 - コンセプト立案・実践力(シルキードライなど今までにないもの)

 

■マクドナルド
 - ネームバリュー(不祥事からの回復も含め)
 - ネットワーク(店舗数が多いことによる規模の経済の発揮、効率化)

 

■トヨタ
 - JITなど生産効率性
 - 強大なバリューチェーンの確立(参入障壁を高く)

 

などなど。深く分析すると、もっともっと出てきますが、
とりあえずはこの辺で。

 

 

企業の場合、基本的には、すでに有しているものを優位性とすることが多いですが、これから作ってもOKですね!!

 

 

ここで、たまに誤った解釈をすることがあるので、注意しておいた方がいいのは、

 

優位性は、世界一、もしくは、世界唯一 でなくてもいいということ。

 

あくまで、事業を展開する範囲内で、上位、または、希少である、ことととらえた方がよいです。

 

 

超大企業の場合は、事業を展開する範囲がグローバルになるので、世界で上位もしくは希少である必要があるとは思いますが、例えば、個人で起業する場合は、事業範囲は、スモールコミュニティになると思うので、その範囲内でOKです。

 

 

なので、考えすぎてしまって、優位性ないわ~ってならないようにしたいところです!!

 

 

優位性の作り方として、個人の場合は、例えば、

学校のクラスを想像して、クラス内でトップレベルであることのいくつかを掛け合わせる

といいです。

 

クラス内で、1番だったことは、なんかしらあるのではないですか?

 

絵を書くのが一番うまかったとか、国語が一番成績がよかったとか、スポーツが一番得意だったとか、、、そんなようなところから、組み合わせていくと、結構大きなコミュニティでも、突出できる優位性を持つ、ということがわかってきたりします!!

 

なんかしら、あるもんです!!

 

自分自身の事業計画における優位性とは

自分自身の事業計画における優位性とは

 

人生の羅針盤である自身の事業計画を遂行していくうえで、大切な自分自身の優位性。

 

では、具体的にみていきましょう!

 

 

Aさんの場合、「how」として分解すると、この5つですね。

 

①超積極的に婚活
②サラリーマンを続ける
③副業する
④59歳で起業する
⑤家計をやりくりする

 

これらを確実に進める、また、実現性を高めるために、どんな優位性が必要でしょうか。

 

 

それぞれについて、見ていきましょう!

 

 

①超積極的に婚活

結婚のために、婚活する!はあくまで一例ですが、有効な手段の一つだということは、客観的にも言えるでしょう。では、婚活を進めて、そのあとの展開へつなげるためには、どんな優位性が必要だと思いますか。

 

 

ぱっと考え付くところで行くと、こんなとこでしょうか。

 

◇顔、身長など外見

◇年収、資産など経済面

◇やさしさ、おもいやり、誠実さなどの性格面

◇スポーツなど秀でた才能

◇グルメ、旅、ファッションなどの知識の豊富さ

◇誰にも負けない想う気持ち

 

 

もちろん、相手があることなので、

 

◇相手との相性(五感含む)

◇共通の趣味

◇居心地・話心地

 


などなどが絡んできて、その後の展開につながっていくと思いますが、
すくなくとも、何かしら他の婚活参加者に比べて、優位に立てなければ、次の展開が見えてこないということがあるでしょう。

 

 

婚活は、「相対評価」なので、その場にいる他の同性より優位な部分を作っておくことで、より優位に進むことに間違いはないでしょう。あくまで「入口」の部分ですがね。

 

 

恋愛ブログではないので、この辺までにしておきますが、今現在、「ないな~」ってひともいるかと思いますが、優位性はつくればいいんです。

 


もしそれにより自信が出ないということであれば、例えば、がむしゃらに働いて、経済面で優位にたっておくとか、趣味をひろげまくって、共通の趣味にあたりやすくするとか!方法はいくらでもありますが、前述したように、なんかしらあるもんです!!

 

 

②サラリーマンを続ける

せっかくサラリーマンを続けるのなら、ある程度、上を目指したいところ!

 

それなら、同年代を比較対象として、どういった優位性をもつべきか。

 

一番いいのは、「実績・成果」ですよね。

 

そんなのはわかってるよって感じですが、実際は、担当するPJ運や、上司・部下の能力、その会社の方針や業績なども絡んできて、なかなかに難しいですよね。

 

 

実績・成果は狙いつつも、個人のスキルについては、研鑽しておくべきですね。
ここは努力でなんとかなりますし。

 

 

具体的には、こんなところです。

 

◇語学

◇資格

◇思考法

◇ファイナンス、アカウンティング

◇ITスキル(メモ、PPT、Excelなど)

 

 

特に、おすすめは、”中小企業診断士”ですね。

 

 

自分の経験としてもそうなのですが、2016年の日経調べで、取得したい資格ランキングで、TOEICや簿記なんかのメジャーどころをおさえて1位になるくらいですからね。

 

 

なぜおすすめかっていうと、会社・組織の全体感を把握できて、自らの立ち回りが格段にうまくなるからですね。

 

よくアリの目・タカの目って言いますが、そのタカの目で見られるようになるって感じです。アリの目は、「主観・現場目線」で、タカの目は「客観・経営/ステークホルダー目線」ですね。

 

 

サラリーマンである以上、会社・組織に属していることになり、その会社や組織の経営方針にしたがって働くことが基本です。

 

 

そんな会社や組織を客観的に見ることができるようになり、例えば、経営会議でどのような意思決定がなされているのか、そしてその判断はどういったことが理由になるのかなど、を理解したり、考えたりすることができるようになります。まさに経営者視線で見ることができるようになります。そして、それらの基盤となる「財務」「人事」「法務」「システム」「運営管理」などを体系的な知識として手に入れることもできます。

 

 

自身の属す会社・組織を客観・主観で見れるようになると、どう立ち回ればいいか、わかってきますよね。

 

 

このほかにも人脈が爆増するとか、多々メリットはありますが、中小企業診断士になるのは簡単ではありません。歩んできたバックグラウンドによって前後するにしても、高いハードルが待ち受けています。

 

 

自身の体験談や、短期で独学で取ること(=最も価値のある”時間”を最小限におさえる方法)に主眼を置いたnote をつくったので、参考にしてみてください。

 

中小企業診断士を社会人の副業としたら年収があがる理由
中小企業診断士 の資格で、年収をあげることはできるのか、副業を充実させることができるか。副業時代に向けた一つの選択肢として、副業を充実させたい方、中小企業診断士を目指す同士にぜひ読んでほしいです!
中小企業診断士試験攻略法 ~短期間で効率よく勉強し独学で合格できた理由~|ありけん
中小企業診断士試験は難関試験として知られる国家試験ですが、 2016年1月に日本経済新聞社の調査で、TOEICや簿記をおさえ、取得したいビジネス関連資格の第1位を獲得しました。 経営に関する一連の知識を獲得でき、在籍する企業内での仕事や、昇進・昇格につながる、また、独立も視野に入るなど、多くのメリットから、人気がある...

 

 

③副業する

続いて、サラリーマンを続けながら、副業することに入ります。

 

もちろんこれは就業規則に禁止って書かれていたら、他の方法を考えざるを得ません。

 

バレたらクビにされてしまうかもしれないですからね!

 

 

副業の定義など細かいことを言い出したら切りがないですが、こんな感じが一般的かと。

◇企業の営業代理(アフィリエイト、Adsense、Youtubeなど)

◇物販・サービス販売(せどり、サロン系、ココナラ、noteなど)

◇投資系(株、FX、レンディング、不動産、事業など)

◇体力系(Uber Eats・警備など体を使ったアルバイト)

 

 

Aさんの場合、早期のローン返済が目的であって、かつ、サラリーマンを本業として頑張ることが前提なので、体力系は必ずしもおすすめしません。(体力で誰にも負けん!!っていう優位性を感じている方以外は。)無理して体を壊してしまってはもともこもありませんから。

 

 

副業では、優位性が顕著に出てくるものが多いですね。

 

 

例えば、営業代理をやるってなった場合、
■ライティング能力
■継続力
■ITスキル
■集客力
(■SNSフォロワー数)
あたりで優位性を築かないと、初心者が副業としてお金を稼ぐのは厳しいですよね。

 

 

有名なブロガーさんも収益化までには相当の期間の鍛錬が必要と話してたりします。
特に継続力がある方は、その優位性をいかしてチャレンジするのはありです!

 

 

比較的やりやすいのは、
◇サービス販売
◇投資
かなと考えています。

 

 

サービス販売は例えば、中小企業診断士の資格をとって、登録すれば、
その知識・実績を優位性として、サービス提供していくのですが、先輩診断士や、診断協会から仕事を紹介されることも多々あります。

 

 

このようなサービス販売であれば、自身の優位性を活かして、もしくは、優位性を作って、無理のない範囲で取り組める副業の一つではないかと!

 

 

そして、投資

 

これは必須ですね。海外では小さい頃から「モノポリー」で投資の極意を教えるくらい一般化していますが、お金に仕事をしてもらうという考え方ですね。

 

 

ギャンブル的に投資していくスタイルは、相当経験のあるひとでないと厳しいと思いますが、「ポートフォリオを組める」くらいの知識を優位性として、確保しておけば、年利2~8%ほどは入るようになります。金利より高いですよね。

 

ポートフォリオの作り方はこちら

ポートフォリオの作り方
個人資産を着実に増やしたい時、ポートフォリオを作ることをお勧めします!この投稿では、その作り方や考え方を整理しました。

 

④59歳で起業する

起業!なかなか勇気がいるとおもいきや、意外とそうでもないのです。

 

 

法人を立ち上げるってなれば、約30万はかかってきてしまいますが、個人事業主であれば、開業届オンリーです。

 

 

なので、さっさと起業しちゃえばいいと思いますが、継続的に仕事をとっていくことが前提となると、実績と信頼が必要なので、59歳までにそれなりに準備が必要ですね。

 

 

その準備自体が優位性となるべきですが、例えば、前述した中小企業診断士の資格を取っていた場合、そして、その活動をしていた場合、自身の経験を活かした中小企業支援事業を立ち上げればいいのです。

 

 

自身の経験というところが、優位性となるのですが、サラリーマンを続けて、ほぼ定年までがんばれば、ひとつやふたつ、秀でた実績は生まれます。その見つけ方、アピールの仕方さえうまくやれば、マッチする需要は見つけられるでしょう!

 

 

うまく活動すれば数千万円はいくようです!!!(先輩中小企業診断士談話)

 

 

⑤家計をやりくりする【複式簿記】

家計やりくりは、今この時点からでもやるべきです!

 

無駄なことには、1円でも使わないことをおすすめします。

 

気が緩むとお金も出て行ってしまうので。

 

やりくりをうまくする場合の優位性は、固定費を減らす知識・方法を知っている、常に仕入れることですかね。

 

固定費は、低ければ低いほどいいのです。固定費は、悪者です。

 

必要なものだから仕方ない・・・って思ったらNG。

 

削れるもんは削るんです。

 

 

特に、この辺ですかね。

 

◇水道光熱費(こまめなスイッチオフから業者替えまで)

◇通信費(機種代含めたトータルコスト(格安SIMがいいとは限らない))

◇家賃(本当にそこに住む必要ある?)

◇保険(死んだあとのことより死なない努力をしよう)

◇税(適切な納税前提で、徹底的な節税を)

 

家計に関してもnoteでまとめているので、参考にしてみてください!↓

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まとめ

以上、Aさんの事業計画における優位性をhowに対して書いてきましたが、最後に整理しておきますね。

 

Aさんの事業概要

幸せだという思いを大切にして、
30歳までに結婚、35歳くらいに5,000万の家を買って60歳までにローン完済、そして、老後も年収500万円を得て、月1回家族で2万円くらいの外食、小遣いとして3万円は使えるお金に困らない暮らしを実現したい。
そのために、
(今決まった相手がいないなら)超積極的に婚活し、サラリーマンを続けながら副業して返済を速めて、59歳で起業し1年の立上期間を経て60歳から年収500万円を得ていく。家計のやりくりは、複式簿記で今からしっかり行う。

 

Aさんの事業計画で活かす優位性↓

◇研鑽した個人スキル(中小企業診断士と設定)
◇中小企業診断士の知識・実績
◇ポートフォリオ組み立て知識
◇サラリーマンで培った経験・ノウハウ
◇固定費を減らす知識・方法

※婚活の件は割愛w

 

ありけん

 

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