Go To キャンペーンとは?どのようなもの?いつから始まる?どんなメリットがあるの?
って疑問に思われる方も多いですよね。旅行を促進する事業だっていうのがなんとなく判明していますが、実際のところどのようなものなのか、見ていきたいと思います。
このGo To キャンペーンを利用させてもらえば、サラリーマンに必要な休息も取りやすくなりますね!!
※7/10(金)に、Go To Travelキャンペーンは、7/22から開始されると、赤羽国土交通大臣の会見がありました。
それを踏まえ、7/12時点で記事を修正しています。
※7/17(金)、赤羽国土交通大臣の会見があり、東京発着の旅行については、当面の間、支援の対象外となることです。ただし、東京都外に住む人たち(神奈川に住所のあるひとなど)が羽田、東京駅を利用するものについては支援内とのこと!
※7/21(火)、7/10~7/17に予約した都民のキャンセル料の、”実損”を国が補填することに!詳細は不明・・・
※7/22(水)、Go To トラベル、スタートしました。制度が曖昧なまま、スタートするということになりましたが、コロナ禍が勢いを増してしまっているので、十分にコロナ対策を行いながら、このキャンペーンも、いつ中止・停止するかわからないことを念頭に入れて、計画を立てましょう!
観光業従事者側としては、救われるような制度!一方で、このバタバタに、対応せざるを得ない業者では、ムダなコストもかかるので、本当に助けるような制度になっているか、微妙ですが、利用する側は、業者を助ける気持ちで、Go To キャンペーンに頼りすぎない計画を立てる方がよいかもしれませんね!
Go To キャンペーンとは?1.7兆円の国の事業!
Go To キャンペーンは、観光庁関連の令和2年度の補正予算として、採択された事業の1つになります。
補正予算上の扱いは、経済産業省ですが、その額、なんと!
1兆6,794億円!!
すごい額ですね!!!
いち個人としては、個人の旅行に還元してくれるならナイス!!って感じ!!!
一方、観光業に携わる法人や個人事業主は、昨今のコロナ禍の影響で経営が厳しい・・・
個人のナイス!感と観光業の悲痛をつなげて支援する、そんな事業がこのGo To キャンペーンということになりますね。
もう少し詳しく見ていきましょう。
Go To キャンペーン事業の目的は?
補正予算での資料を見ると、目的は、
日本国内における人の流れと街のにぎわいを創り出し、地域を再活性化する
ところにありそうですね。
対象となる支援先は、こんなところです。
- 観光・運輸業、
- 飲食業、
- イベント・エンターテイメント業など
では、実際のところ、どんな支援が得られるのでしょうか。
Go To キャンペーンの事業ってこんなイメージ
そう、まだイメージということで、決まっていないんです。
決まっていないものの、具体的に掲げられいてるのは、こちらの5つ。
① Go To Travel キャンペーン
旅行業者などを経由し、期間中の旅行商品を購入した消費者に対し、代金の半額相当分のクーポンなどを付与!そのクーポンなどは、宿泊割引や、飲食・施設利用なども含むとのこと。それで、最大1人あたり、2万円分/泊。
あくまでも需要喚起なので、消費者側が積極的にお金を使える状況を創り出して、その一部を支援するというものですので、うまく旅行を設計しないと、結局高くなっちゃった~ってなります。
このキャンペーンを利用する際の留意点としては、
これが、うまくキャンペーンを利用できるスキームになるでしょう。
7/10(金)に発表された内容である程度、中身が見えてきました。
要は、以下ポイントに集約されそうです。
◇ただし、上限は一泊一人あたり14,000円!
◇旅行代の15%分のクーポンがもらえる
◇対象となる旅行は、以下。(基本は旅行会社のセットプランがお得)
※観光庁資料より抜粋
ここで、注目したいのは、サラリーマンに多く生息する、出張族!
出張族にも使える制度であるということ。
これって、めちゃくちゃよくないですか?
例えば、出張で、50日間、地方へ行くと仮定します。
会社規定で、実費精算でなく、1日8,000円の宿泊手当が出るものとすると、8,000円で宿泊し、割り引かれる分の、2,800円/泊は、個人の懐に!それが50回で、なんと14万円!!
そして、クーポンが6万円分もらえることに!!!
小遣いだな、これは。って、思っちゃいますが、さすがにこれは、通常必要と認められる金額を超えての「日当」ですよね。。。
通常必要と認められる金額を超えての、「日当」については、給与課税されます。
会社によって、扱いがバラバラになるでしょうけど、うまく利用すれば、経営側にも、社員にも、そして、地方の観光業の方々にも、いい制度となりそうですね。
② Go To Eat キャンペーン
オンラインサイトなどを経由し、期間中に飲食店を予約・来店した消費者に対し、飲食店で「後日」使えるポイントを付与。そして、登録飲食店で使えるプレミアム付き食事券(2割相当分の割引等)。
7/21時点では、このようなことが判明しています。
この食事券に、給付金が、767億円も割当られます!!!!
例えば、2020.9.1からスタートできたとして、期間は、152日間。そして、1人あたり1万円の食事券(12,500円分)を購入するとすれば、1日あたり、約5万人が利用すると、予算を使い切るイメージですね。
この制度を使える店舗が、どれくらいの店舗数になるのか、によって、あっという間に予算がなくなるのかどうかが決まってくるとは思いますが、今時点で決まっていないので、”やってみないとわからない”ですね・・・
食事券同様、767億円が割当てられています。
金額上限が1,000円なので、単価の高いお店では効果は発揮しにくいでしょう。カフェとか、リーズナブルな食事に、積極利用したいところですね。
まぁ、1,000円とかの食事でオンラインで予約できるところはそこまで多くない気もしますが、例えば、カフェを毎回予約利用して、1,000円分のポイントをもらって、それをエンドレスに使いまくるってこともできそうですね。最初のカフェ代だけの支払いで、その後は、ずーっとポイントを使うってことで。
※ポイントを使った際に、再度1,000ポイントが得られるかどうかは・・・不明ですね。ここは要注意です!
③ Go To Event キャンペーン
チケット会社経由で期間中のイベント・エンターテイメントのチケットを購入した消費者に対し、割引・クーポンなどを2割相当分付与するもの。
いわゆるライブとか、フェスとか、ディズニーランドとかレジャー施設も対象ですね。ここぞとばかり、ディズニーランド・シーに行く方は多そうですね!
※Go To 商店街とともに、経産省主体ですが、開始時期を、コロナ感染者状況を見ながら、ということで、7/21時点で開始時期は決まっていません。妥当な判断と言えそうですが。
④ Go To 商店街 キャンペーン
商店街などによるキャンペーン期間中のイベント開催、プロモーション、観光商品開発などの実施、とありますので、消費者に直接的な還元はなく、商店街などの企画を楽しみにするって形ですね。
これはこれで、商店街の腕の見せ所であり、いいキャンペーンだと思います。これこそ、活気につながり、継続的に思えます。
①~③は、一時的感が否めないので。観光業に携わる側としては、リピート客を真剣に狙っていく施策をうっていかないとこの期間中だけ売上があがり、継続性がない!なんてことになりかねないので、注意が必要ですね。
⑤ 一体的なキャンペーンの周知
キャンペーンを一体的に、わかりやすく周知するための広報を実施。
これは、一般消費者にはわかりにくい内容ではあるのですが、きっともうすぐわかりやすく周知してくれるのでしょう!!
Go To キャンペーンは、8月の早い時期から!⇒7/22から!
6月16日の観光庁の会見から、
”8月の早いうちから”
という発言があったとのこと。
もちろん消費者としては、夏休みの時期にこのキャンペーンが使えるのは嬉しいことですが、新型コロナウィルスの対策がこの事業の前提になっているので、遅れることもありそうです。
一応、期間は、
2020年8月上旬~2021年3月末ということになっているようです。
冒頭でも書いたように、なんとコロナ感染者が増えている中、7/22からスタートするとのこと!!!
では、最後に今わかっている情報から、簡単なシミュレーションをしてみましょう!!
Go To キャンペーンを利用したら、実際、どれくらいお得?
近距離旅行と、飛行機を使った旅行の2パターンを考えてみたいと思います。
まず、近距離旅行は、ディズニーランド(TDL)へ、友達3人との4人で行くケース。
ディズニーランド・シーに一泊で行ってみると?!
旅程の想定は以下とします。
1日目
電車で舞浜駅集合、TDLで一日中遊びまくり
食事は全てTDL内で簡易的に。
宿泊は近くのホテルで。2日目
TDSで一日中遊びまくり
食事はTDS内で。
夜解散。
首都圏に住まわれる方であれば、泊まりのある典型パターンですね。
かかった費用を以下とすると、
1日目
TDLチケット代:7,400円 (2デーパスポートの1日分)
食事:全部で5,000円
宿泊:1万円/人
2日目
TDSチケット代:7,400円 (2デーパスポートの1日分)
食事:全部で5,000円
合計すると、一人、34,800円ですね。
ここから、どれくらい割引、クーポン還元があるのでしょうか。
まず、最初に、前提として、
そして、問題はチケット!チケットがGo To Travelキャンペーンに適用されるかどうかで変わってきます。
もしTDLの公式サイトが支援対象となるのならば、バケーションパッケージで、ファストパスももらいながら宿泊付きのツアーがベストでわかりやすいですね。
このチケット代が、①のGo To Travelキャンペーンに適用されるかされないかで、大きくかわるので、ご注意ください。
大きいですよね。
加えて、Go To Travelキャンペーンは、7割が割引、3割が地域共通クーポンで還元されるとのこと、これがパーク内のレストランや、お土産に費やせるならいいのですが・・・
いずれにしても、この差は大きいので、引き続きウォッチしていきましょう!
また、Go To Eatキャンペーンは、TDL、TDS内のレストランでは厳しいかもしれません。これも公式ページで要確認ですね、対象となれば、1,000ポイントもらいましょう!!
北海道旅行にパッケージツアーでいったら?!
これはわかりやすい例になりますw
3泊4日で、一人8万円だったとしましょう。
旅行商品の半額で、かつ、1泊あたり最大2万円なので、この場合は、4万円がもらえることになります。割引額としては、2.8万円。クーポン券として、1.2万円ってところですね。
実質はこんな感じです。
という感覚です。
いやー、ありがたすぎる。
クーポン券を食事にあてて、さらにGo To Eatキャンペーンと併せて利用する、なんてことはできないとは思いますが。
これだけでもありがたいですね。
4人家族で行くなら、32万円かかるところが、なんと実質16万円に!!!!
まとめ
これから詳細が判明してくるとは思いますが、利用しない手はないですね!
あ、国内に限定ですからね!!
コロナ禍で影響を被った日本を活性化する事業なので!
休息が必要なサラリーマンは、積極的に利用したいところ!!
コロナ感染への対策をしっかりして、(一応予算オーバーにならないよう計算して)計画をたてましょ~~!!
ありけん
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